Reagan 「Morning in America」
1984 年の大統領選挙で、ロナルド・レーガンが圧勝したとき、強力な宣伝が繰り広げられた。アメリカの大手広告会社のハル・ライニーという広告マンが制作した「アメリカの朝」という TV CM は政治広告の最高傑作として今でも有名だ。
人々が働きだす朝を静かに映し出す映像から始まる。明け方に海へ出ていく漁船、タクシーを降りるビジネスマン、畑で作業する農夫、新聞を配達する少年、結婚式をあげる二人、幸せそうなお年寄り・・・などを映し出す。そして静かな声でナレーションが重なる。「再びアメリカに朝がやってきた。・・・彼らは明るい未来を信じることができる。・・・我が国は、より誇り高く、より強く、より良い国になった。・・・」
レーガン大統領は「Make America Great Again」を掲げて(今トランプ大統領がそれを真似している)アメリカ経済を立て直した立役者だが、この CM では政策や経済問題などは一切語らないで、古きよきアメリカという情緒に訴えて、愛国心と安心感を刺激する。国民の共感を得るには「物語」が必要だといわれるが、この CM はそのはしりだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿