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2026年6月30日火曜日
TV CM 「アメリカの朝」
2026年6月29日月曜日
ドキュメンタリー「アメリカン・エクスペリメント」
American Experiment
今年はアメリカ建国 250 年だが、トランプ大統領が巨額の税金を使って派手な記念イベントをやったことに対して国民の猛反発を受けている。そこへタイミングよく、NETFLIXで「アメリカン・エクスペリメント」というドキュメンタリーの配信が始まった。アメリカがイギリスから独立し、13の州が合体しで合衆国が成立して、憲法を作って議会が始まり、ワシントンが初代大統領になる・・・といったアメリカ建国の歴史をたどっている。それは世界で初めて「民主主義」という概念を基本にして作った国家であり、それは壮大な「実験」だった。だからタイトルは「アメリカン・エクスペリメント」=「アメリカの実験」になっている。
その実験は危うく、いつも崩壊の危険性をはらんできた。そしてこれからもアメリカ建国の理想が崩れる危険性があると警告している。番組は歴史ドキュメンタリーの形をとりながら、明らかにトランプ大統領の暴政への批判をしている。
例えば、第5話の「ワシントンの警告」では。初代大統領のジョージ・ワシントンが就任した頃、政権内の激しい路線対立があったことから、ワシントンは退任後、国家を破滅に導かないためには「過度な党派心に陥るな」と強い警告を発した。番組ではそれを踏まえて、 2021 年の トランプの MAGA 派による議会襲撃事件が、ワシントンが警告したような、党派心による分断と独裁が民主主義の危機をもたらしていることを突きつけている。
番組の最後で、トランプ大統領への大規模な抗議デモが全米で起きていることを紹介している。巨大な横断幕に「We the People 」(われら人民)と書かれている。これは合衆国憲法の序文にある言葉で、国家の主権は政府や大統領にあるのではなく一般市民にあることを宣言する言葉だ。2026年6月28日日曜日
ワイエスの「風」の絵
Wveth ”Wind”
ワイエスには「風」をテーマにした絵がある。
室内は古く汚れていて、ブラインドは半分降りている。人の気配を感じない静寂の部屋だ。屋外は曇っていて、原っぱだけの寂しい風景が見える。遠くに海が少しだけ見えていて、そこから吹いてくる風がレースのカーテンを揺らしている。風のおかげでどこか哀愁を感じさせる。
「洗濯物」
2026年6月27日土曜日
映画を早送りで観る人たち
Streaming Movie
最近、映画を見るのが、NETFLIX 中心になってしまった。NETFLIX オリジナル作品がすごい量で配信されているが、それらは映画としてのレベルは必ずしも高くない。アカデミー賞などの賞をもらったという話は聞かない。そしてシリーズドラマが多いのも特徴だが、長すぎて間延びした内容が多く、2時間に凝縮されている映画のような密度感がない。だからつまらない部分はどんどん早送りで飛ばしながら見る。
NETFLIX が盛んになり始めた3年ほど前に出た「映画を早送りで観る人たち」(稲田豊史)という本は、 NETFLIX で映画を観る若者たちの実態を調べている。
「つまらないと感じたら、あとはずっ 1.5 倍速」
「会話のないシーンは即飛ばす」
「観る前にネタバレサイトをチェック」
2026年6月26日金曜日
映画界のビッグ3
Theater to Streaming
ネット配信の普及で、映画界の勢力図がすっかり変わってしまった。そもそもこうなるまでの映画会社の歴史とはどういうものだったかについて「ハリウッド100 年史講義」(北野圭介)に詳しく解説されている。そのおおまかな歴史は・・・
1920 年頃から映画は、それまでの職人的監督による見せ物的な映画から脱却して「映画産業」として成長していく。映画制作は、計画的・効率的に行われるようになる。「シナリオ」が導入され、「プロデューサー」のもとで、システマティックに映画作りがされるようになる。
そして1930 年頃に生まれた「トーキー革命」により、映画産業は「黄金期」をむかえる。観客を集めるための劇場確保に多大な設備投資が行われた。そして映画会社の競争が激化した時、大恐慌が起こる。その結果、映画会社の淘汰と再編が起こり、「ビッグ5」と「リトル3」が生き残る。
「ビッグ5」とは、パラマウント、MGM、20世紀フォックス、ワーナー・ブラザース、RKO、の5社。「リトル3」とは、ユニバーサル、コロンビア、ユナイテッド・アーチスト、の3社。
戦後になると、この8社すべてに「独占禁止法」の適用がなされることになる。制作、配給、上映まで垂直統合されていた各映画会社は、劇場チェーンの切り離しを余儀なくされる。また制作を誰でも行えるようになり、独立系映画会社がたくさんできる。やがてほとんどの作品が独立系の会社が作り、ビッグ5は、ただ配給をするだけになってしまう。映画会社の収益は悪くなり、他種の業界の巨大企業に吸収合併されるようになる。これらにともなって映画自体の質も大きく変化してきた・・・
・・・という歴史の流れの中で、現代はネット配信が主流の時代になった。NETFLIXはオリジナル作品を次々に制作している。また従来の映画会社から作品のライセンスを買い取り、ネット配信をしている。ということで、現代のハリウッドの新たな勢力圏は「ビッグ3」と呼ばれている。それが
2位:アマゾン・プライムビデオ
3位:デイズニー+
2026年6月25日木曜日
沖縄慰霊の日
Okinawa Memorial Day
おととい 6 / 23 は「沖縄慰霊の日」だった。81年前に沖縄戦で敗北し、日本の敗戦が決定的になった日だった。
米軍が上陸し、日本軍が壊滅し、20 万人が死んで、悲惨な状態にあった当時、メディアは沖縄戦をどう報じていたか。「朝日新聞『戦時社説』を読む」(室谷克実)という本は、開戦から終戦までの朝日新聞の社説すべてを調べているが、それによると、昭和 20 年5月 27 日の朝日新聞の社説は以下のように書いている。
上げつつあったが、24 日夜半よりさらに特別総攻撃の火蓋が切られ、義烈空挺隊は
敵が先に奪取せる2飛行場にに突入、強行着陸して、敵を大混乱に陥らしめ、特別攻撃
飛行隊もまたこれに策応して沖縄本島周辺に敵戦艦を猛攻。・・・敵の野望を挫折せしめ
るためには、わが1億同胞はいかなる困苦にも耐えることを誓って、つづく大戦果を祈念
するのである。・・・忠勇武烈の皇軍はいま、沖縄死守の大決戦を戦いつつある。これに
呼応する国民の決意と情熱は天をつくばかりである。」
「・・・沖縄では在日米軍基地の集中に伴う過重な負荷が今も続く一方で、今の政府に
沖縄の苦難の歴史を顧みる姿勢は見られない。・・・沖縄の悲惨な歴史を風化させるこ
となく、語り継がなければならない。・・・」
2026年6月24日水曜日
ドキュメンタリー「ホロコーストの記憶と揺れる世界」
The Holocaust
先日(6 / 22)のNHKの「映像の世紀」で、「ホロコーストの記憶と揺れる世界」があった。ホロコーストが、現代の世界に及ぼしている影響を検証していた。ドイツは加害者の罪を背負い、アメリカは救えなかった自責の念を負っている。この二つの国が現在もイスラエルを支援しているが、そのことが今の揺れる世界の原因になってきたことを検証している。
番組でホロコーストについてどう思うか、というイスラエルでの世論調査について触れていたが、下記のような結果だったそうだ。
「このようなことが、二度と我々に起こってはならない」 →多数派
2026年6月23日火曜日
ワイエスの「クリスチーナ・オルソン」
Christina Olson
開催中の「ワイエス展」(東京都美術館)の紹介をNHKの「日曜美術館」でやっていたが、同展の学芸員が、「境界」という言葉をキーワードにしてワイエスの作品を解説していた。その中で、 「クリスチーナ・オルソン」は「屋内と屋外」の境界を描いているとしている。クリスチーナはその二つの「境界」に座っている。足が不自由だったクリスチーナの、外の世界への想いを表現しているというのだ。そしてこのドアが開いた戸口という「境界」は、内と外を「隔てる」と同時に、両者を「結びつける」役割をしているという。2026年6月22日月曜日
「クライメイト・フィクション」の映画
Climate Fiction
あまり一般的になっていないが「クライメイト・フィクション」( Climate Fiction )という映画のジャンルがある。環境破壊、地球温暖化、気候変動、大気汚染、自然災害、食糧危機、などなどの環境問題をテーマにした映画だ。映画の仕立てとしては、パニック映画、ディザスター映画、などの形をとることが多い。その中から印象に残っている作品をあげる。
2026年6月21日日曜日
ドキュメンタリー「1975 世界がひっくり返った」
「Breakdown 1975」
NETFLIX のドキュメンタリー『1975 世界がひっくり返った』(原題:Brekedown 1975)が面白かった。1975 年にアメリカで、それまでなかったような映画が続々登場したが、それは当時の政治・社会のあり方が大転換したことの反映だったと言っている。例えば以下のような映画を取り上げている。
2026年6月20日土曜日
映画「ソイレント・グリーン」
2026年6月19日金曜日
映画「ラストサムライ」
「The Last Samurai」
徳川幕府が終わり、明治が始まった直後、まだ旧幕臣が新政府に抵抗する内戦が続いていた。映画「ラストサムライ」はその時代に、最後の闘いをして消えていったサムライたちの美学を描いていた。映画では、主人公のサムライ(トム・クルーズ)は日本人ではなく、アメリカ人となっていたが、そのモデルは、ジュール・ブリュネという実在したフランス人で、幕府の軍事顧問だった人だといわれている。政府軍はイギリスの援助を受け、大砲や機関銃などの近代兵器で武装しているが、反政府軍のサムライたちは昔ながらに、刀を抜いて突撃するだけだからバタバタと死んでいく。そして主人公が最後の一人になった・・・
この映画の背景になっている当時の歴史的状況は以下のようだった。
幕末に、欧米の軍艦がたびたび日本周辺に現れたが、薩摩藩は日本が侵略されるのではないかという危機感を抱いていた。それで薩摩藩は欧米の近代的兵器を導入して軍備をしていた。そしてイギリスの軍艦が鹿児島湾に入ってきた時、砲撃をして戦闘になった。これが有名な「薩英戦争」だ。イギリスは日本の軍事力の高さに驚いたが、同時に薩摩藩も欧米式の兵器の重要性を痛感した。それで薩摩藩は排外主義をあらためで、イギリスとの友好関係を築いていく。まもなく薩摩藩を中心とする反幕府の勢力が、イギリスの武器支援を受けて勢力を伸ばし、明治新政府の樹立にいたる。そして明治政府になってもこのイギリスとの関係は続いていく。
「ラストサムライ」は、サムライの日本が近代国家になる瞬間を描いた歴史映画だ。映画のラストでとても印象深いいシーンがあった。イギリスとの友好条約を結ぶための天皇臨席の会議の場面だ。そこにイギリスのハリー・パークス公使が実名で登場していた。彼は薩摩藩以来イギリスの軍事技術を日本に売り込んできた人物だ。するとそこへ突然、主人公のラストサムライが飛び込んでくる。政府に逆らった自分を処罰することを天皇に願い出る。すると若い明治天皇は、ラストサムライを称えながら言う。「我々は外国から大砲や機関銃を手に入れた。しかし日本人は武士道精神の魂を忘れてはならない。」
2026年6月18日木曜日
「へんちくりん江戸挿絵本」
浮世絵や絵巻物など”正統派”の江戸文化研究からはみ出した”へんちくりん”な江戸の出版文化を取り上げた本だ。江戸では、様々な情報や知識が本によって人々に伝達されたが、それらの多くは挿絵が中心で「挿絵本」と呼ばれた。そういう本が一般的になると、それを茶化す挿絵本もたくさん出版された。誰でも知っている本の内容をパロディ化して人々を面白ろがらせた。「へんちくりん江戸挿絵本」はそういう江戸人の遊び心をたくさんの事例で示している。
2026年6月17日水曜日
映画「Mank / マンク」
「Mank」
映画「Mank / マンク」(NETFLIX, 2020)を見たが、オーソン・ウェルズの不朽の名作「市民ケーン」にすごい裏話しがあったことを初めて知った。映画は、マンクが「市民ケーン」の脚本を書き上げるまでの苦悩や闘いを描いている。アルコール依存症のマンクは、ウェルズに脚本の執筆を依頼されるが、期限はたった 90日・・・映画はその過程を、1930年代のハリウッドの回顧をはさみながら描いている。
マンクは、クレジットにウェルズの名前だけが載り、自分の名前が載らないことを知って激怒する。映画会社に抗議してやっと二人の連名にさせる。ところが「市民ケーン」はアカデミー賞のすべての部門にノミネートされていながら、受賞したのは脚本賞だけだった。映画の最後でマンクがアカデミー賞のトロフィーを抱いて満足げな表情で、インタビューを受けるシーンで終わる。
2026年6月16日火曜日
イングランドとスコットランド 二人の女王
Queen Erizabeth & Queen Mary
ワールドカップが始まったが、いつもながらイギリスだけが4チームが出場できるのはズルイ(?)と思うが、そもそもイギリスの正式名称は UK(United Kindom)で、4つの王国の連合国だから仕方ない。それらがひとつの国になるまで因縁深い歴史があるが、なかでもイングランド対スコットランドの歴史はドラマチックだ。
数年前にあった「怖い絵展」で、目玉作品が「レディ・ジェーン・グレイの処刑」という歴史画だった。若いスコットランド女王がイングランドへの裏切りを疑われて、斬首の処刑をされる瞬間を描いている。右側に斧を持った処刑人が立っている。
2026年6月15日月曜日
江戸のボタニカルアート
Botanical Art in Edo
ボタニカル・アートが流行っているようで、そんな教室の生徒さんの作品展を見かけたりする。植物を写真のとうりありのままに描く、植物図鑑の挿絵と同じで「自己表現」をする絵画ではない。
そんな絵は江戸時代からすでにあった。「江戸の想像力」(田中優子)に、その始まりが書いてあって面白い。平賀源内は日本全国の動植物を集めて展示する「薬品会」というイベントを主催していた。源内は「本草学」という、今でいう「博物学」の研究をしていたが、同じアマチュアのマニアが全国にたくさんいて、源内の呼びかけに応じて千数百種類が集まったという。
会が終わると、「物類品種」という出品物の挿絵入りの図録を発行した。その挿絵は、浮世絵のような「絵画」ではダメで、写真のようにひたすら写実的に描く画家に描かせたそうだ。彼らは無名だが、西洋絵画の手法を学んだ人たちだったという。
2026年6月14日日曜日
アマルフィの風景 映画「リプリー」とエッシャー
Amalfi, 「Repley」and Escher
鎌倉の高台に海一望の「アマルフィ」というイタリアンの店がある。店の名前はもちろんイタリアの景勝地アマルフィから来ている。そのアマルフィが映画「リプリー」に出てくる。主人公がアマルフィにある超金持ちの大豪邸を訪れてくる・・・
これがそのシーン。崖の上に、海へ突き出すかのように家が建っている。中世風の古い家が密集していて、教会の塔が見える。
自分ではアマルフィへ行ったことはないが、このシーンでエッシャーの絵を思い出した。エッシャーは若い頃、イタリアに移住して風景画を描いていた。なかでもアマルフィーが好きで、多くの作品を残している。これはそのひとつで、上の実景写真と比べると、かなり緻密に写実的に描いていることがわかる。教会の塔や建物などが上の写真とぴったり合っている。そもそも映画の映像は、この絵をもとにしているのではないか。俯瞰のカメラアングルがよく似ている。
もうひとつエッシャーのこの絵で、上とは反対の陸側からアマルフィの街を見ている。手前の下の方に細い道が描かれているが、階段やトンネルが複雑に入り組んでいて迷路のようだ。
このイメージも映画「リプリー」に出てくる。土地が狭いせいか、道が建物の下をくぐっていて地下道のようだ。そして坂が多いので、その道がすべて階段になっている。この階段とトンネルが入り組んだ迷路のようになっていて、主人公が迷子になりながら歩いている。
このシーンに相当するエッシャーの作品がないか、エッシャーの画集を見たらあった。3方向に階段が続いている道の中央から出口が見えている。上の映像そのままだ。後年エッシャーは視覚を欺くような不可思議な絵を描いたが、そのイメージの源泉がこの時のイタリアの経験から来ているといわれている。
2026年6月13日土曜日
映画「リプリー」の映像表現
「Repley」
NETFLIX 版の「リプリー」は昔の「太陽がいっぱい」と同じ原作の映画化だが、演出のスタイルがまったく違う。同じ犯罪映画であるが「太陽がいっぱい」明るい太陽のもとで起こる事件だったが、「リプリー」では人間の暗部を描くダークな「フィルム・ノワール」になっている。
名作フィルム・ノワールが白黒映画であったようにこの映画も白黒で、モノクロームを活かした映像の美しさがが素晴らしい。例えばこの夜の街のシーンで、街灯の光が雨に濡れた道を照らしている。全体は暗い闇に包まれていて、登場人物もシルエットだ。人間の暗部や、都市の不安な空気感を描いている、このような光と影の効果による陰影に富んだ映像表現は。フィルム・ノワール映画の定番手法だ。
2026年6月12日金曜日
映画「リプリー」に出てくるカラヴァッジョ
Caravaggio in the movie「Ripley」
「リプリー」(NETFLX)というサスペンス映画で、カラヴァッジョの絵画が登場する。アメリカ人の自称画家の主人公が、依頼されたある仕事のためにイタリアへ行く。そして殺人事件を起こし、警察の追求を逃れてイタリア各地を転々とする・・・映画は白黒だが、イタリアの歴史的な建築・彫刻・絵画が頻繁に登場する。その中で、カラヴァッジョの名作「マタイの召命」が登場する。主人公はカラヴァッジョが好きで、イタリア旅行中も分厚い画集をつねに持ち歩いている。映画は、巨匠でありながら犯罪者として常に逃亡生活を送っていたカラヴァッジョを、同じくイタリアを転々とする主人公のメタファーとして使っている。主人公は画集で見ている「マタイの召命」を飾ってある教会へ実際に見に行く。光と闇を許烈なコントラストでドラマチックに描く「キアロスクーロ」の巨匠カラヴァッジョの最高傑作だ。
祭壇の周囲をコの字型に囲むように3つの絵が飾られていて、左側の絵が「マタイの召命」。3枚の絵は聖書の物語の場面で、あたかもそのシーンがこの祭壇でいま実際に起こっているかのように見せようとしている。
そのためにカラヴァッジョはある計算をして絵を描いている。教会内の光の方向と絵の光の方向を一致させることだ。正面中央の上部に天窓があり、そこらの光が3枚の絵を照らしている。だから左の絵は右光源で描かれていて、右の絵は左光線で描かれていて、中央の絵は上光源で描かれている。
2026年6月11日木曜日
江戸時代の洋画家 佐竹曙山と遠近法
Perspective in Edo
佐竹曙山は秋田藩主でありながら画家だった。油絵を学び洋風の絵を描いた。代表作の「湖山風景図」で、手前の松を大きく描き、遠近感を強調し、松の幹には陰影がつけられ立体感がある。浮世絵などの日本絵画になかった遠近法と陰影法を取り入れている。