2015年6月30日火曜日

閑人アーカイブ(6)静物画

自作を展示するアーカイブシリーズの続きです。





アクリル。モデリングペーストで粗いマチエールを作って、材質感の表現。






華やかなデザインの CINZANO のボトルをポスターと合わせて。光をテーマに。






オランダで買った陶器のジョッキとイギリスのビール。ビール好きのモチーフ。




2015年6月26日金曜日

映画「ターナー、光に愛を求めて」

公開中のターナーの伝記映画です。(渋谷、BUNKAMURA、ルシネマ、6/20〜)

旅での小さなスケッチで得たインスピレーションをもとに制作するようすが描かれていていて、有名な代表作がたくさん登場します。


いちばん面白かったのはこの場面。展覧会でライバルのコンスタブルの作品と隣どうしになります。(すでに展示された状態でまだ最後の仕上げをしているのは当時の慣習だったのだろうか?)コンスタブルが神経質に細かく筆を入れているのを隣りで見ていたターナーは、それをおちょくるかのように自作へ無造作に赤の絵の具をポンと乗せます。それは海に浮かんだブイになるのですが、感覚的かつ大胆なターナーの作風を象徴しているようで面白い。ほぼ同時代に生きた二人は、コンスタブルは努力型、ターナーは天才型と言われていますが、そのことがよく分かる場面です。


映画の予告編はこちら↓


2015年6月22日月曜日

Jason Chang 氏のパステル画デモ    (日台絵画交流展」にて)

台湾のみならず世界的に有名なパステリストの  Jason Chang  氏が来日し、展覧会場でデモをしてくれました。とても勉強になったので、帰ってさっそく描き方をそのまま真似してみているところです。


去年台湾での国際パステル画展に参加させてもらったとき、会場(中正紀念堂)のミュージアムショップで氏の著書「粉彩藝術入門與應用」という本を見つけて購入し、以来ときどきながめているのですが、今回、それをナマで見れたのはうれしかったです。


また、この展覧会での氏の出品作もすばらしく、ひときわ人目を引いていました。デモ終了後に拙作の講評をお願いできたのもラッキーでした。

2015年6月9日火曜日

閑人アーカイブ(5)「冬の風景」

冬は空気が澄んでいるので、風景が遠くまでピントが合っている。






空が鉛色の冬の北海道。雲間から射し込む光に雪がまぶしく反射する。





海につきだした巨大な岩のかたまり。雪は凍っている。積丹半島の荒々しい風景。






山奥の貯水池。まぶしく光る雪と濃いダークブルーの水のコントラストが印象的だった。

2015年6月3日水曜日

閑人アーカイブ(4)「夏の風景」

暑い夏の日の空気感。 





房総の田舎で見かけた製材所。むんむんするような真夏日。明暗コントラストが強烈。






ローカル線の無人駅。日本の夏は、湿気のせいで遠景がぼやける。乾燥している南欧あたりだったら遠くまでくっきり見えているだろう。




上海の裏通り。レンガの建物におしゃれな店が並ぶ。暑いが、日陰に入るとひんやりする。そんな夏の空気感。