Short Drama for Smart-Phone in China
昨日NHK BS で、「縦の支配 中国ショートドラマの光と影」という面白いドキュメンタリー番組をやっていた。。このビジネスが今中国ですごい勢いで伸びているという。もともと人に考えることをさせないスマホというメディアならではのビジネスだが、日本でも同じことがジワジワ広がりつつあるという。
Short Drama for Smart-Phone in China
昨日NHK BS で、「縦の支配 中国ショートドラマの光と影」という面白いドキュメンタリー番組をやっていた。。このビジネスが今中国ですごい勢いで伸びているという。もともと人に考えることをさせないスマホというメディアならではのビジネスだが、日本でも同じことがジワジワ広がりつつあるという。
Flag Desecration Law
「国旗損壊罪」が国会で成立したが、アートにおける表現の自由との関係がよく問題になる。
アメリカの例で有名なのは、ジャスパー・ジョーンズの「星条旗」で、汚れたアメリカ国旗が画面いっぱいに描かれている。!950 年頃の作品で、当時全盛のポップアート作品だと本人は言っているが、政治的メッセージが込められていると解釈されることが多い。その時代はマッカーシズムが吹き荒れて、アメリカの民主主義が危機的な状況だったからだ。
ドレッド・スコット・タイラーというアーティストが、1989 年にシカゴ美術館の展覧会に出品した「星条旗の適切な掲げ方は?」というインスタレーション作品が猛烈な批判を浴びた。
壁に、人種差別に抗議するデモで星条旗が燃やされている報道写真が貼られていて、その下に作品への感想を書くノートが置いてある。その手前の床には本物の星条旗が置かれている。ノートに書き込むためには国旗を踏みつけなくてはならない仕組みになっている。自身がマイノリティであるアーティストの、アメリカの人種差別に対する抗議が込められている。
多くの国民が星条旗への冒涜だとして激怒し、ブッシュ大統領も「けしからん」と非難し、議会は「国旗損壊罪」の法律を成立させたという。本の著者が指摘しているのは、芸術という「文化」が、政治権力者の武器として使われることと、一方でアーティストが自分を売り出すための道具として「文化」が使われるという「文化戦争」の実態だ。
La Revolution
昨日「廃墟の画家」ユベール・ロベールが描いたパリの街の「破壊と再生」の絵について書いたが、ちょうど昨日タイミングよくNETFLIXでやっていた「ラ・レボリューション」(「革命」)という映画を見て、ユベール・ロベールがそのような絵を描いた時代背景をリアルに知ることができた。
フランス革命は 1789年に起きたが、昔中学生の頃「火縄くすぶるフランス革命」などと語呂合わせで遊んでいたが、もちろんフランスではそれどころでない圧政に苦しむ庶民が王政を倒した重要な歴史だ。この映画は民衆が武装蜂起してフランス革命に至るまでをドラマ化している。
この時代のパリは人口過密状態で、都市環境が劣悪で、狭い路地に家が密集していて衛生状態が悪く、伝染病の蔓延で腐った死体がゴロゴロしている。そして市民は困窮と飢えに苦しんでいるが、政府の役人は不満分子を情け容赦なく捕まえて牢獄に入れる。過酷な王政政治に対してついに民衆は立ち上がる・・・
映画でパリの街のシーンが繰り返し出てくる。丘の上には立派な王宮がそびえているが、庶民の家々は密集している。現在のパリの街の姿とは程遠い。ゴミゴミした狭い路地裏で人々は貧しい生活をしいられている。
ユベール・ロベールも革命派の一人だったというが、彼がパリの古い建物を破壊する光景を絵に描いたのは、フランス革命後に、こういう古い街並みを壊して、新しいパリを作ろうとするフランス社会のエネルギーを描いたのだった。そしてパリが現在のような整然とした姿に生まれ変わったのもフランス革命のおかげだったことがこの映画からよくわかる。Hubert Robert
上野の国立西洋美術館の常設展示で、ユベール・ロベールの作品が3点展示されていて、同館の目玉作品になっている。その3作もそうだが、ユベール・ロベールは、廃墟になった古代ローマの架空の建物を描いて「廃墟のロベール」として有名だが、彼には「バスチーユの解体が始まる日」(The Bastille in the Fiest Days of Its Demolition)という作品がある。
1789年のフランス革命の発端になったのは、民衆によるバスチーユ牢獄の襲撃だったが、その事件をユベール・ロベールはリアルタイムで目撃していた。そしてすぐに牢獄を解体する作業が始まったが、この絵はその情景を描いている。巨大な牢獄の手前で、作業員たちが働いている。建物のてっぺんはレンガが投げ落とされてすでにギザギザになっている。王政フランスのシンボルが目の前で廃墟になりつつある現実を描いていて、フランス革命のドキュメント絵画になっている。