「Eye in the Sky」
トランプ大統領がイランの最高指導者ホメイニ師を暗殺したことが連日報道されている。一人の人間をピンポイントで狙って殺害することがどうして可能なのか不思議に思ってしまうが、「アイ・イン・ザ・スカイ」( Eye in the Sky )という映画でその実態を知ることができる。2017 年の映画で、10 年くらい前からすでにその技術が普通になっていたことがわかる。
映画は、イギリス軍が、アフリカのある国のテロリストを殺す作戦という設定になっている。偵察ドローンで上空からテロリストの居場所を監視している。人間一人の動きもはっきり見えるほど解像度が高い。ターゲットが家の中に入ったのを見て、次に室内(画面左の映像)を見る。このとき使うのが「蝶型ドローン」で、蝶のように音もなく羽ばたいて室内に入り、テロリスト本人がいることを確かめる。そして司令官が攻撃ドローンによるミサイル発射を命じる。
登場する技術はドラマ用ではなく、現代の戦争で実際に使われているものだという。そして、監視するのも、ドローンの操縦をするのも、ミサイル発射を命じるのも、全てロンドンの司令部から遠隔操作で行われている。映画の副題の「世界一安全な戦場」はそのことを意味している。
トランプ大統領は、そんなことにお構いなく、ミサイルを打ち込んで、イランの民間人をたくさん殺した。