J. C. Leyendecker
史上最強のイラストレーターといわれる R.C.ライエンデッカー は雑誌や広告で活躍した。とくに有名なのが「サタデー・イブニング・ポスト」紙の表紙絵で、1943 年までの 44 年間に300点以上書き続けた。この新聞はニューススタンドで販売されたから、表紙絵が読者を惹きつけるために重要で、ライエンデッカーは大人気のイラストレーターだった。デッサン力のすごさが驚異的だ。描かれた時代が第一次、第二次大戦期だったので、その時代の時事を反映したモチーフが多い。また年末年始にはサンタクロースや赤ちゃんをモチーフにするのが恒例だった。
これは原画だが、背景に2本線が必ず入っている。これは新聞の印刷時に発行年月日を入れるスーペースになっている。(下図)
なお昨日、映画「スティグ」に使われたイラストレーションを紹介したが、その中に2本線が入っていて、ライエンデッカーのスタイルを模している。映画自体は1973年だが、舞台の1930年代のレトロな雰囲気を出すためにライエンデッカーを利用している。