Iron Cross
16 世紀の大航海時代に、ポルトガルが南アメリカ各地を植民地にするために軍隊を送ったが、当時のポルトガルの地図には征服した場所に十字記号が記されていたという。
第一世界大戦でのドイツの戦闘機には、この十字記号が記されていた。そして第二次政界大戦時のナチスの勲章「鉄十字章」も先端に向かって広がっている十字だった(「RED ヒトラーのデザイン」による)。これも侵略記号としての十字だ。
Iron Cross
16 世紀の大航海時代に、ポルトガルが南アメリカ各地を植民地にするために軍隊を送ったが、当時のポルトガルの地図には征服した場所に十字記号が記されていたという。
第一世界大戦でのドイツの戦闘機には、この十字記号が記されていた。そして第二次政界大戦時のナチスの勲章「鉄十字章」も先端に向かって広がっている十字だった(「RED ヒトラーのデザイン」による)。これも侵略記号としての十字だ。「Kingdom of Heaven」 & Iran war
「キングダム・オブ・ヘブン」は、キリスト教とイスラム教の両方の聖地エルサレムの争奪戦を描いた歴史叙事詩映画だ。そして今のアメリカとイスラム国イランとの戦争を思い浮かばせる映画だ。しかし、リドりー・スコット監督らしく、キリスト教は正義でイスラム教は悪というステレオタイプな映画ではない。キリスト教の十字軍とイスラム王国との凄惨な殺し合いの戦闘が繰り返され、死骸るいるいになる。そしてついに、両者の停戦交渉が行われる。まず両方が停戦の条件を出しあう。キリスト教側は、エルサレムを明け渡さないと、全員皆殺しにすると高圧的に言う。一方イスラム教側は、戦争をやめれば、全員をキリスト教国へ無事に返してやるという。形勢不利な十字軍は相手の言うとおり、撤退して国へ帰ることになる。
Kingdom of Heaven
映画「キングダム・オブ・ヘブン」は十字軍の映画だが、昨今のアメリカとイランの戦争の歴史的な背景を理解するのに役にたつ。
中東のエルサレムは、キリスト教とイスラム教の両方の聖地だが、12 世紀頃にはイスラム教のエルサレム国家が支配していた。十字軍は、エルサレムを奪還するために派遣されたキリスト教国家の軍隊だった。だから十字軍の映画では必ず、キリスト教は正義で、イスラム教は悪であるという前提で作られてきた。
しかしリドリー・スコット監督のこの映画は、キリスト教側とイスラム教側を対等に扱っている。エルサレム国王は戦争を平和的に解決しようとする魅力的な人物として描かれている。
SNS lawsuit
つい先日の報道によれば、アメリカで、子供が SNS 依存症になったとして、親が SNS 運営会社を相手どって損害賠償を求める集団訴訟を起こしたが、裁判所はそれを認めて、FacebokとYoutubeに、計 9 億5千万円の賠償支払いを命じたという。原告側の主張としては、 SNS の利用時間を最大化するように意図的にアルゴリズムの設計をして、子供を依存症にした運営会社に責任があるとしていた。
これはおかしい。たしかに運営会社のビジネスモデルは、 SNS の利用頻度を高めて収益を上げることだが、利用者の依存症を防ぐことにまで責任を負わせるのはおかしい。依存症になるような使い方をする利用者自身の問題だろう。いわば、アルコール依存症の人間が酒造会社に対して責任を取れと言っているようなものだ。
Humorous phases of funny faces
世界初のアニメーションは、1906 年に作られた「愉快な百面相」といわれている。今から120 年前になる。わずか4分たらずの単純な映画だ。始まりの部分で、実写映像の人の手が現れて、黒板に人間の顔を描く。手が消えると、顔の表情がひとりでに百面相のように変わっていく。最後にまた人の手が出てきて黒板の絵を消して終わる。セルアニメの技術などなかった時代、黒板に描いた絵のように単純なものであれば、今でいうストップモーションアニメで作れたのだろう。
動画→ https://www.youtube.com/watch?v=wGh6maN4l2I
Family
「家族」が主題の映画で、とくに家族の「崩壊と再生」のテーマに秀作が多い。思い出すままにあげると。
Photogramme
モホリ=ナジは、造形芸術のさまざまな分野で、革新的な活動を行ったが、そのひとつが「写真」だった。写真による画期的な造形技法の「フォトグラム」を始めた。引き伸ばし機の上の印画紙にいろいろな物を置いて直接露光する。影の部分は白くなり、光が当たったところは黒くなる。さらに画像を描いたセロハンシートを挟んだりすると、ハーフトーンが生まれたりして、より複雑な画像が作れる。右は 1922 年の「フォトグラム」の作品で、モホリ=ナジがいかに先駆的な活動をしていたかがわかる。
写真に凝っていた若い頃、自分でも「フォトグラム」をやってみた。上の2枚は単純に物を置いただけのプリミティブな作品だが、モホリ=ナジの説明のなかに、液体を使うこともできる、とあったので、やってみたのが下の1枚。