「The Great Hack」
「フェイスブック」が政治に介入して、選挙結果を左右させることがが世界中で問題になっている。このドキュメンタリー(NETFLIX)は、それがどういう仕組みで行われるのかを生々しく暴いている。例えばある選挙で、A党とB党が接戦になっていて、残り20% の浮動票の行方で勝敗が決まる状況だとする。A党から依頼を受けたフェースブックは、今まで投稿した人や「いいね」をした人の膨大な個人情報を利用して、A党が有利になるような情報活動をする。
実際には傘下の企業の「ケンブリッジ・アナリティカ」というデータ分析の企業が、フェースブックからもらった個人データをもとに、フェイスブックユーザーのプロファイルを分析する。するとこの人は浮動票で、しかもSNS の影響を受けやすい人だなどということがすぐわかるという。
するとフェースブックは、その層の人たちにウケそうなニセ情報を作って、狙い撃ち発信する。それは一見すると選挙宣伝のように見えないように巧妙に作られている。2016年の大統領選でおおかたの予想に反してトランプが勝った時にこれが行われた。同番組ではこれ以外にも、世界中で行われた同様の事例も多数挙げている。
多くの人は、自分の意志で投票したつもりでいるが、実は情報操作されていることに気ずかないでいる。民主主義の根本の破壊につながる行為だが、フェースブックはそれを認めていない。