2026年5月10日日曜日

新種ウィルスが発生

Penicillin

新種のウィルスが発生して、感染したオランダ人が死亡したと報じられていた。各国はパンデミックを防ぐ対応を始めたという。それでコロナの時に読んだ本を思い出した。「世界史を変えたパンデミック」(小長谷正明)という本は、歴史上のパンデミックがいかに世の中に大変化をもたらしたかについて書いた面白い本だ。その中に日本におけるペニシリン開発についての話が出てくる。

第二次世界大戦中、アメリカで「ペニシリン」という強力な薬ができたらしいという噂が入る。しかし日本とドイツは交戦国なのでアメリカの情報が入ってこないから、独自開発せざるをえなかった。

ドイツは終戦までに開発に成功しなかったが、日本は研究者を総動員して開発に成功した。終戦の一年半くらい前にはすでに量産もしていたそうだ。おかげでたくさんの負傷兵の命を数うことができた。東京大空襲の時も民間人の命を救った。医学先進国の日本の成果だった。

そして同書に面白い話が出てくる。開発を成功できなかったドイツは、撃墜したアメリカ機のパイロットが持っている救急用ペニシリンを回収していたそうだ。しかしそんな微量では一般兵士には使えない。ヒトラー暗殺未遂事件(トム・クルーズ主演の「ワルキューレ」で映画化された)が起きた時、大事にとってあったペニシリンを重傷を負ったヒトラーに打って命を救ったという。


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2020年6月19日金曜日

「世界史を変えたパンデミック」

A History of Pandemic

コロナを機に感染症関係の本をいろいろ読んだが、いちばん面白かったのが「世界史を変えたパンデミック」だ。日本に関係する部分からちょっとだけ紹介。

戦争中、アメリカでペニシリンという強力な薬ができたという噂が入るが、ドイツも日本も交戦国だから詳しい情報が入ってこない。それで自国で独自開発しようと研究が始まる。ドイツはなかなか成功しないまま敗戦を迎えてしまったが、日本は研究者を総動員して敗戦の一年半前くらいに完成させ量産もしていた。おかげでたくさんの負傷者の命を救えたという。

ドイツは、撃墜した米軍戦闘機のパイロットの救急バッグからペニシリンを回収していたそうだ。しかしそんな少量を兵士に使うわけにはいかない。ヒトラーの暗殺計画事件(映画にもなったワルキューレ事件)で重傷を負ったヒトラーにそのペニシリンを初めて使った。おかげでヒトラーは一命をとりとめた・・・



2026年5月9日土曜日

上海の小路

 Shanghai

16 年前、上海に行ったとき、街をブラブラ歩きしていた時の風景。表通りからちょっと入った小路が魅力的だった。建物はレンガの壁で、道は石だたみというヨーロッパの古い街並みを思わせる。両側にしゃれたブティックの店が並んでいる。

描いてはみたが、その場の雰囲気が出せなくてお蔵入りしていたのを引っ張り出して手を加えてみた。



2026年5月8日金曜日

オホーツク海の日の出

 Sunrise    Sea of Okhotsk

これも冬の北海道を車で走り回っていたときの風景。オホーツク海に面した漁港の街「紋別」で泊まったが、ホテルの窓から海が一望できる。海は東側だから日の出が見られるはずと思って、翌朝暗いうちに起きて待った。期待どうり、空が茜色に染まり始めて、太陽が水平線に顔を出す瞬間を見ることができた。3分後にはもう普通の朝になってしまった。



2026年5月7日木曜日

生活支援給付金

 

生活応援給付金の案内がきたので、申し込みをしてみた。さまざまな電子クーポンを選べるが、うっかりミスで関係のないアイコンをタップしてしまった。しかし修正しようとしてもできない。コールセンターに電話してみたら「一度選んだものを修正することはできません」ということだった。なぜですかと聞いたら、「二重給付を防ぐためです」との答え。それで 5000 円もらうことはやめた。

そもそもマイナンバーカードを利用すれば、いちいち申し込みをしなくても自動的に給付されるシステムにできるはずだが、マイナンバーカードのシステムが中途半端にできてしまっているからそれができない。


2026年5月6日水曜日

日本海の残照

 Aftergrow Japan Sea

押入れの中からボツにした絵がたくさん出てきた。これは数年前、冬になると毎年のように北海道をレンタカーでドライブしていた頃の絵。夕暮どきに日本海沿いの国道を走っていたら、脇道があったので入っていくと残照の海が見えた。車から出ると猛烈に寒い。線路があって、カンカンと鳴って遮断機が降りた。ここは 札幌-小樽-函館を結ぶ函館本線の、小樽に近いところ。



2026年5月5日火曜日

地下鉄の緊急時用表示

 Graphic design for emergency

市営地下鉄の電車内で見かけたこの図は、SOS ボタンや、消火器や、非常口などのマークがパラパラと配置されている。しかしそれが何を意味するのか分からなかった。

だが近づいてよく見ると、車両の形が描いてあって、SOS ボタンなどが車内のどこにあるかの位置を示す図であることがわかった。しかし肝心の車両の形の線が細くてほとんど見えない。しかも「現在位置」がマークに紛れて小さく表示されている。だから全体の位置関係がまったくわからない。緊急時にこんな図は何の役にもたたない。

グラフィックデザインの最大の使命は「情報の伝達」だが、この図はそんなことはおかまいなしだ。


2026年5月4日月曜日

「カイロス」ロケットの打ち上げ失敗


昨日(5/3)の日経新聞に、今年3月に民間ロケット「カイロス」が3回連続で失敗したことについて解説している。

スペースワン社の「カイロス」は民間ロケットとはいえ、実は政府が進める宇宙開発の民営化という「国策」の一貫だ。国から支援を受けているし、そもそもスペースワン社の社長は元経産省の役人だ。だから打ち上げの3連続失敗でも記者会見で「失敗」という言葉は絶対に言わない。「今回を教訓にして次に向かって前進する」と言い続ける。「政策の無謬性」を貫くのが役人だから、失敗を認めるわけにはいかない。いま世界中で進んでいる激しい小型ロケット開発競争に遅れをとっている日本の危機的な状況を隠そうとしているように見える。


記事には書いていないが、いつも違和感を感じるのは発射場に集まる人たちだ。打ち上げの日には、花火大会の見物と同じ感覚で集まる見物客の姿が報道される。失敗しても「また次を楽しみにしよう」で終わり。

(写真:産経新聞より)