Rolls-Royce
しばらく前だが、横浜・山手を歩いていたら、道路にロールス・ロイスがさりげなく駐車していた。エレガントな姿に見とれてしまったが、写真に撮って、後で絵にしてみた。調べてみたら、さだかではないが、1950 年代の「シルバーレイス」というモデルらしい。ナンバーが「11-22」で、「いい夫婦」と読めるので、近くの結婚式場の新婚さん送迎用の車に違いない。
Rolls-Royce
しばらく前だが、横浜・山手を歩いていたら、道路にロールス・ロイスがさりげなく駐車していた。エレガントな姿に見とれてしまったが、写真に撮って、後で絵にしてみた。調べてみたら、さだかではないが、1950 年代の「シルバーレイス」というモデルらしい。ナンバーが「11-22」で、「いい夫婦」と読めるので、近くの結婚式場の新婚さん送迎用の車に違いない。
Big Chicken
NETFLIX のドキュメンタリー 「ビッグ・チキン ファストフード業界の不都合な真実」は見ていて恐ろしくなる。KFC などのフライドチキン業界は、鶏は健康的な食べ物だというイメージで、世界中でビジネスを拡大している。しかしその裏に隠されている闇をこの番組は暴いている。ある一人の男を実験台にして、1ヶ月間毎日3食、フライドチキンだけを食べ続けるという実験をする。すると体調がおかしくなっていくが、それ以上に精神状態が不安定になっていく。それでも彼はフライドチキンを食べている間は幸せな気分になり、次の食事を楽しみにする。
その理由はこうだ。鶏の飼育業者は効率的に大量生産するために、鶏の品種改良をして、通常の半分の期間で親鳥に育つようにしている。しかしその鶏は味がなくて不味いので、餌に化学物質の添加物を加えて鶏らしい味にしている。その化学物質は、人間の体に良くなく、鶏肉依存症にする麻薬のような性質があるという。そして他にも、鶏が病死するくらい不健康な過密飼育や、安い賃金の外国人労働者を過酷に働かせる労働環境や、鶏の排出物による地域の水質汚染の問題など、この業界の”不都合な真実”を次々に暴いている。しかし彼らはメディアの取材を拒否し続けているという。
「The Great Hack」
「フェイスブック」が政治に介入して、選挙結果を左右させることがが世界中で問題になっている。このドキュメンタリー(NETFLIX)は、それがどういう仕組みで行われるのかを生々しく暴いている。例えばある選挙で、A党とB党が接戦になっていて、残り20% の浮動票の行方で勝敗が決まる状況だとする。A党から依頼を受けたフェースブックは、今まで投稿した人や「いいね」をした人の膨大な個人情報を利用して、A党が有利になるような情報活動をする。
実際には傘下の企業の「ケンブリッジ・アナリティカ」というデータ分析の企業が、フェースブックからもらった個人データをもとに、フェイスブックユーザーのプロファイルを分析する。するとこの人は浮動票で、しかもSNS の影響を受けやすい人だなどということがすぐわかるという。
するとフェースブックは、その層の人たちにウケそうなニセ情報を作って、狙い撃ち発信する。それは一見すると選挙宣伝のように見えないように巧妙に作られている。2016年の大統領選でおおかたの予想に反してトランプが勝った時にこれが行われた。同番組ではこれ以外にも、世界中で行われた同様の事例も多数挙げている。
多くの人は、自分の意志で投票したつもりでいるが、実は情報操作されていることに気ずかないでいる。民主主義の根本の破壊につながる行為だが、フェースブックはそれを認めていない。
Itaian Plane
日英伊3国による次期戦闘機の共同開発が進み始めたようだ。しかし戦闘機の歴史で、日本の「零戦」とイギリスの「スピットファイア」はすぐに思い浮かぶが、イタリアは?と思うのは間違いで、イタリアには先進的な飛行機の伝統がある。そのことがわかるのが宮崎駿のアニメ「風たちぬ」だ。このアニメは「零戦」の設計者だった堀越二郎の生い立ちを描いている。少年の頃からパイロットを夢見ていた二郎は、イタリアの飛行機「カブローニ」に憧れていた。
カブローニ社の「カブローニ Ca.60」という飛行機がこのアニメで登場する。3段重ねの主翼が3つある9葉機で、100人の乗客を乗せて大西洋を横断する巨大旅客機だった。また戦争中にカブローニは、実用化には至らなかったが、世界初のジェットエンジンの開発に成功している。
Old Machine
山下公園に係留保存されている「氷川丸」は、戦前に建造されて現存している唯一の大型豪華客船で、重要文化財に指定されている。この機関室は大迫力で、船底の3階だての建物くらいの大空間に巨大なディーゼルエンジンが並んでいる。このエンジンは、デンマークの B &W社で、当時の最新鋭だった。そのなかの機械の操作部分が人間の内臓のように複雑で、いかにも古い機械という感じでなかなか魅力的だった。
J. C. Leyendecker
「黄金期のアメリカン・イラストレーター」という本は、アメリカのイラストレーションの黄金期だった20世紀初めに活躍したイラストレーター 11人を取り上げて解説している。著者の津神久三は、自身もアメリカで画家兼イラストレーターとして活躍した人で、後に千葉大学教授になっている。ここで紹介されている11人には、アンドリュー・ワイエスの父親の N. C. ワイエスも含まれているが、昨日書いた J. C. ライエンデッカーも取り上げらている。この本の表紙になっている絵は、ライエンデッカーの作品だ。
昨日書いたように、ライエンデッカーは週刊誌「サタデー・イブニング・ポスト」の表紙絵で大人気を博したが、それ以上に名声を高めたのは、「アロウ・カラー」というワイシャツのカラーのメーカーの広告を手掛けたことだった。
そのイラストは「若い男性」を描いていて、とびきりのハンサムで、その雰囲気は優雅、裕福、知性のすべてを備えた魅力たっぷりの男を描いた。それはセックスシンボルとしての男を描いた史上初のイラストといわれる。それまでの男の広告は、いわゆる「男らしい」男を描いていたのと対照的だった。
ライエンデッカーは若い頃、パリへ留学して本格的に絵画の勉強をした。描写力の凄さはその経験からきている。津神久三によると、ほとんどのアメリカのイラストレーターは、画家としての高い画力を持っていて、社会的な地位も高く、収入もものすごい額を稼ぐという。ライエンデッカーもその一人で、大豪邸に住んで優雅な生活をしていたそうだ。
J. C. Leyendecker
史上最強のイラストレーターといわれる R.C.ライエンデッカー は雑誌や広告で活躍した。とくに有名なのが「サタデー・イブニング・ポスト」紙の表紙絵で、1943 年までの 44 年間に300点以上書き続けた。この新聞はニューススタンドで販売されたから、表紙絵が読者を惹きつけるために重要で、ライエンデッカーは大人気のイラストレーターだった。デッサン力のすごさが驚異的だ。描かれた時代が第一次、第二次大戦期だったので、その時代の時事を反映したモチーフが多い。また年末年始にはサンタクロースや赤ちゃんをモチーフにするのが恒例だった。
これは原画だが、背景に2本線が必ず入っている。これは新聞の印刷時に発行年月日を入れるスーペースになっている。(下図)
なお昨日、映画「スティグ」に使われたイラストレーションを紹介したが、その中に2本線が入っていて、ライエンデッカーのスタイルを模している。映画自体は1973年だが、舞台の1930年代のレトロな雰囲気を出すためにライエンデッカーを利用している。