2026年6月27日土曜日

映画を早送りで観る人たち

 Streaming Movie

最近、映画を見るのが、NETFLIX 中心になってしまった。NETFLIX オリジナル作品がすごい量で配信されているが、それらは映画としてのレベルは必ずしも高くない。アカデミー賞などの賞をもらったという話は聞かない。そしてシリーズドラマが多いのも特徴だが、長すぎて間延びした内容が多く、2時間に凝縮されている映画のような密度感がない。だからつまらない部分はどんどん早送りで飛ばしながら見る。

NETFLIX が盛んになり始めた3年ほど前に出た「映画を早送りで観る人たち」(稲田豊史)という本は、 NETFLIX で映画を観る若者たちの実態を調べている。

 「”コスパ” のために、2時間の映画を1時間で観たい」
 「つまらないと感じたら、あとはずっ 1.5 倍速」
 「会話のないシーンは即飛ばす」
 「観る前にネタバレサイトをチェック」
 「最初と最後が分かればいい」
 「セリフで全部説明してくれない映画は”つまらない”」
 「友達との会話に入っていけないから、話題の映画は見ておく」

などを指摘している。要するに映画は「鑑賞」するものではなく、ファストフードのように ”ファスト映画” として「消費」するものになってしまった。見る側のこういう視聴スタイルの変化が作る側の作品作りにも影響して、レベルの低い映画が蔓延することになる。

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