American Experiment
今年はアメリカ建国 250 年だが、トランプ大統領が巨額の税金を使って派手な記念イベントをやったことに対して国民の猛反発を受けている。そこへタイミングよく、NETFLIXで「アメリカン・エクスペリメント」というドキュメンタリーの配信が始まった。アメリカがイギリスから独立し、13の州が合体しで合衆国が成立して、憲法を作って議会が始まり、ワシントンが初代大統領になる・・・といったアメリカ建国の歴史をたどっている。それは世界で初めて「民主主義」という概念を基本にして作った国家であり、それは壮大な「実験」だった。だからタイトルは「アメリカン・エクスペリメント」=「アメリカの実験」になっている。
その実験は危うく、いつも崩壊の危険性をはらんできた。そしてこれからもアメリカ建国の理想が崩れる危険性があると警告している。番組は歴史ドキュメンタリーの形をとりながら、明らかにトランプ大統領の暴政への批判をしている。
例えば、第5話の「ワシントンの警告」では。初代大統領のジョージ・ワシントンが就任した頃、政権内の激しい路線対立があったことから、ワシントンは退任後、国家を破滅に導かないためには「過度な党派心に陥るな」と強い警告を発した。番組ではそれを踏まえて、 2021 年の トランプの MAGA 派による議会襲撃事件が、ワシントンが警告したような、党派心による分断と独裁が民主主義の危機をもたらしていることを突きつけている。
番組の最後で、トランプ大統領への大規模な抗議デモが全米で起きていることを紹介している。巨大な横断幕に「We the People 」(われら人民)と書かれている。これは合衆国憲法の序文にある言葉で、国家の主権は政府や大統領にあるのではなく一般市民にあることを宣言する言葉だ。
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