El Lissitzky
日経新聞の連載コラム「美術が建築に近づくとき」で、2 / 25 に、ロシア構成主義のリシツキーを取り上げていた。「プロウン1C」という抽象絵画だ。いくつかの幾何図形による構成だが、平面や立体のフォルムが入り混じっていて、全体が遠近法にのっとっていない。
記事によれば、建築を学んだリシツキーはロシア革命後の 1919 年頃から絵画の制作を始めたという。その頃の作品がこの「プロウン」というシリーズだった。だからこの絵には、絵画の遠近法的な「透視図」と、建築図面的な「投影図」の表現が入り混じっている。
リシツキーといえば、ポスター「赤いくさびで白を撃て」が有名だ。ロシア内戦のときの、社会主義の赤軍が自由主義の白軍を撃てという政治プロパガンダポスターだ。幾何的抽象の画期的なデザインだった。 20 世紀初頭に、ドイツのバウハウスと並んでロシア構成主義は、モダニズム・デザインの先駆けだった。絵画「プロウン」シリーズの他の作品を調べて見た。いずれも平面と立体が入り混じった幾何的抽象だ。
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