2026年3月30日月曜日

侵略記号としての「十字」

Iron Cross

十字軍遠征の映画「キングダム・オブ・ヘブン」に、先端が広がっている十字記号が繰り返し登場する。

12 世紀のローマ教皇ウルバヌス二世が、イスラム教国を壊滅するために、十字軍遠征を発案したが、赤い十字を十字軍のシンボルとすることを提唱した。それ以降「十字」はキリスト教のシンボルとして定着していった。つまり十字記号の始まりは「侵略記号」だった(「かたちと人類」より)。

16 世紀の大航海時代に、ポルトガルが南アメリカ各地を植民地にするために軍隊を送ったが、当時のポルトガルの地図には征服した場所に十字記号が記されていたという。

第一世界大戦でのドイツの戦闘機には、この十字記号が記されていた。そして第二次政界大戦時のナチスの勲章「鉄十字章」も先端に向かって広がっている十字だった(「RED ヒトラーのデザイン」による)。これも侵略記号としての十字だ。


そして今、イランを攻撃しているアメリカの国防長官の胸に十字記号のタトゥーが彫られている。これも大きな十字と四つの小さな十字を組み合わせた鉄十字のバリエーションだ。


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