Twelve Century Animation
今やアニメーション大国の日本だが、そのルーツは十二世紀の絵巻物にあるといわれる。それについて、ジブリの高畑勲監督が「十二世紀のアニメーション」という本で詳細な解説をしていて、実に面白い。絵巻物は、右手で巻き取りながら、左手でほどいていくから、物語は右から左へと進んでいく。次々に現れる場面で「ドラマが繰り広げられる」。アニメと同じく、時間とともに見進む「時間的視覚芸術」だ。
一例としてあげられている「伴大納言絵詞」という絵巻の中に、「子供の喧嘩」というシーンがある。このシーンは3つのカットが連続的に描かれている。
3カット目 2カット目 1カット目
このように、原因を伏せたまま、まず起きていることを見せて、それから徐々に核心を見せるのは、「倒叙法」と呼ばれ、アニメでよく使われる手法。
2カット目へ進むと、2人の子供が喧嘩をしている。それを大人たちが取り巻いて眺めている。走っている父親の躍動感あふれる線描きの表現。マンガやアニメと同じ。
0 件のコメント:
コメントを投稿