Kusozu
「九相図」(くそうず)という日本絵画があることを初めて知った。「九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史」(山本聡美)という本で詳しく解説されている。鎌倉時代の絵巻の絵で、打ち捨てられた人間の死体の変遷を九段階に分けて描いている。死後、腐敗し骸骨になって朽ちていくまでを写実的に生々しく描いている。仏教の教えである、現世の人間を不浄なもの、無常なものとして、死に対する畏れと諦めの思想を表現している。
西洋絵画でも、「自分がいつかは死ぬことを思って生きろ」という人間のはかなさを知らしめるための「メメント・モリ」(死を想え)がある。骸骨になった人間を描いたが、それとまったく同じ絵画が日本にもあったことに驚く。以下に9つのうちの5つを同書よりあげる。
死んだ直後の美女。着物がはだけているが顔はまだ美しい
死後硬直で手足が固まり、身体は膨張して、肌は黒ずんでいる
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