Alfred Stieglitz and Georgia O'Keeffe
スティーグリッツは 1 9 世紀末から 2 0 世紀初めにかけて、記録メディアだった「写真」を芸術メディアにした「近代芸術写真のパイオニア」だった。大都市ニューヨークの風景を撮り続けたが、この雪景色は最も有名な作品だ。
1 9 3 0 年代も、近代化して繁栄するニューヨークを撮ったが、上の写真のような情緒性は消えて、幾何学的で無機的な高層ビルがモチーフになる。
画家のジョージア・オキーフは、抽象化した花の絵で有名だが、スティーグリッツの奥さんだったので、スティーグリッツに触発されて、ビルをモチーフにした写真的な絵を描いた。この例では、カーテンウォールのガラスに太陽が強烈に反射している。
高層ビルを写真のあおりのような、極端な3点透視で描いた建築写真的な絵。太陽(月?)が画面下の方にある。
アール・デコのようなスタイルで描いたニューヨーク。グラフィカルでポスター的な構成が面白い。
写真が絵画に与えた影響は様々だが、スティーグリッツとオキーフの場合は、写真の表現力を絵画の表現力に取り込んだ例で、とても直接的だ。(画像は「ジョージア・オキーフとアルフレッド・シティーグリッツ」より)
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