Child's Cognitive map
孫娘が小学2年生の頃描いた「地図」。年に何回か遊びに来るが、ある時突然我が家の間取り図を描いた。認知心理学で、子供がある年齢に達すると「認知地図」を描くようになるといわれるが、それだった。
家内の空間関係を上から俯瞰した図として描けるのは、「空間認知」が頭の中にできていることを示している。各部屋の大きさ、方向、距離などが実際とだいたい一致している。ただし玄関、トイレ、クロゼットなど自分の関心が薄いものは省かれていて、逆に関心のある部屋は実際より大きく描かれている。「ばばのへや」は大きく描かれていて「一番たからものがおおい」と注釈をつけている。
面白いのは、枝分かれした廊下の先端に各部屋がぶら下がっていること。認知心理学の研究を調べてみたら、こういうのは小学生低学年の子供の特徴で、「ルート知識に基づく認知地図」というそうだ。いつも走り回っている廊下という「ルート」を中心にした認知地図で、部屋と部屋の間が「渡り廊下」でつながっているような感じに描かれている。
子供の「体験」が増えることで、年齢とともに認知地図が変化していくという。小学高学年になった今、もう一度描かせてみて、どう変わったか見てみたい。
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