Research on Landscape Design
「都市風景画を読む」は面白い本で、絵画研究が目的ではなく、絵画に描かれた景観を研究している。絵になるような美しい景観の特徴を抽出して、都市の景観デザインに役立てることが目的の書。
(画像は左から、絵画、実景写真、絵が描かれた場所の視点と視軸を示した地図)
Research on Landscape Design
「都市風景画を読む」は面白い本で、絵画研究が目的ではなく、絵画に描かれた景観を研究している。絵になるような美しい景観の特徴を抽出して、都市の景観デザインに役立てることが目的の書。
「Dave」
トランプ大統領がコロナにかかって入院したが、治らないうちに強引に退院して、一生懸命健康そう見せている。あれは替え玉で、本当のトランプは重症で、まだ入院している、というまことしやかなフェイク・ニュースまであったという。それそのままの映画がある。ちょっと古いが 1 9 9 3 年の「デーブ」で、ホワイト・ハウスを茶化したコメディ映画だ。大統領が倒れて昏睡状態になるが、補佐官が陰謀をたくらむ。一般人のそっくりさんを雇って、替え玉にする。すると本物の大統領と大違いの「善政」をして大人気になってしまい・・・
日本には「事実は小説より奇なり」という言い方があるが、アメリカでは同じような意味で「ホワイト・ハウスはハリウッドより面白い」的な言い方があるそうだ。今のホワイト・ハウスも喜劇的で、映画に負けないくらい面白い。
Landscape and painting
「風景学入門」という本で、「よい風景」とは「風景対象が視野のなかで見やすい位置と大きさであること」と言っている。Horses in Ukiyo-e landscape
横浜根岸の「馬の博物館」で「浮世絵に生きる馬の風景」展という珍しい企画展が「開催中。馬に着目して浮世絵を見たことがなかったが、「東海道五拾三次」などの街道版画で馬がひんぱんに描かれている。
北斎の「東海道五拾三次 武州千住」。荒川上流の千住の風景で、馬を休ませている馬子が富士山を眺めている。後ろの柱は水門で、幾何的図形越しに遠景を覗き見るのは北斎得意の構図。
歌川国芳の「東都富士見三十六景 昌平坂乃遠景」。湯島聖堂の昌平坂だが、人や馬が行き交う坂を、望遠レンズで引き寄せたような急勾配で描いている。ダイナミックな構図。
明治の浮世絵師 小林清規の「武蔵百景之内 道灌山」。道灌山は日暮里にある眺めのいい高台。馬の脚と大根を極端なアップにして遠近感を強調している。浮世絵独特の「近像型構図」。
Pandemic movies Best 3
パンデミック映画をひととおり観たところで、ベスト3をあげてみる。この他にもたくさんあるが、ほとんどがパンデミックで人類が絶滅して生き残った人間が・・・的なよくあるパターンの S F が多く、パンデミックそのものをテーマにした映画はあまりない。
"Turn the corner"
"Turn the corner" and Giorgio de Chirico
「街角を曲がる」(大山敏男)は、道を歩いている時の風景の見え方を分析している面白い本で、散歩などで普段体験していることを思い返しながら読むと、なるほどと思うことが多い。これで思い出すのは、キリコの「通りの神秘と憂鬱」で、この図とまったく同じ状況を描いている。図の B 地点から見た光景で、広場があることは分かるが、まだ全体は見えていない。ただ大きな人間の影だけが見えるので、誰かがいることが分かる。不吉な影だが、そこへ向かって少女が無邪気に駆けていく。少女が「街角を曲がった」先に何があるのか不安だ。
第一次世界大戦が始まった年の作品で、これから先の世界がどうなるか見通せないという不安感を描いた絵とされている。