Photo-Realism
「フォト・リアリズム」は、写真をもとにして、細密描写をする超写実主義の絵画だが、必ずしもただ写真のとうりに描くだけではない。ヤマガミ ユキヒロという人は、写真を使いながら、新しい視覚体験を生み出すことを試みている。
これは絵のもとにする写真だが、同氏の制作プロセスがわかる。川沿いの建物のつながりだが、左右の視角が相当広い。実際のこの風景を見た時、視野角の中に全部が一度に見えることはないはずだ。左右に視線を動かして見ないと、こうは見えない。だからいくつかに分割して撮った写真を繋げている。
同氏のサイトでそのことを紹介している。部分部分を撮った写真をもとに全体を描いている。
下図(「Perspective a new system for designers」より)は、横に長い建物を広角レンズで撮ると生じる透視変形の原理を示している。垂直水平の線を保っているのは建物の中央付近だけだ。だから同氏は透視変形が起きないように、おそらく望遠レンズで狭い範囲を撮っている。そしてそれを繋げているから、右から左まで全ての建物が垂直水平を保っている。
0 件のコメント:
コメントを投稿