2025年3月12日水曜日

ジェームス・ガーニーのファンタジーアート「ダイノトピア」

James Gurney

ジェームス・ガーニーはファンタジーアートの第一人者で、絵本「ダイノトピア」は有名だ。人間と恐竜が共存する恐竜国の物語だが、 ジェームス・ガーニーの画力がすごい。この本は映画化もされた。

アメリカのイラストレーターは、ほとんどが美術大学で絵画を学んでいて、画家を兼ねている場合が多く、ジェームス・ガーニーもそうだ。だからデッサン力が確かで、この絵本でもそのことがよくわかる。

(ある人によれば、日本で最もデッサン力のある画家として宮本三郎があげられるが、そのレベルのイラストレーターはアメリカにはごろごろいるという。だから日本と違って、アメリカではイラスレーターの社会的地位が高い。)

この本の特徴は、徹底的に写実的なリアリズム絵画だ。しかし日本で好まれるのは、”線描に淡彩” 的な絵画だが、絵本にもそれが反映していて、この本のように、リアリズム絵画の絵本はほとんどない。江戸時代にヨーロッパから入ってきた写実絵画は、”味がない”といってむしろ嫌われたという伝統が今も続いている。




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