2014年6月26日木曜日

アメリカン • リアリズム(2)

先に書いたアメリカの人気作家4人のうち、日本で一番なじみのないのがフレデリック • レミントンだろう。西部開拓時代に活躍した画家で、カウボーイやインディアンなど西部劇でおなじみの題材を多く描いた。

フレデリック • レミントン「森へのダッシュ」

このように、アメリカン • リアリズムの画家たちは、リアリズムの手法が独特なだけでなく、題材自体もアメリカ的な独自性をもっていた。ノーマン • ロックウェルは第二次世界大戦前後のアメリカの庶民の生活を愛情をこめて描いた。エドワード • ホッパーはニューヨークを舞台に都会生活の寂しさや孤独感を描いた。アンドリュー • ワイエスはアメリカの田舎の原風景を描き続けた。題材はいろいろだが、共通しているのは「アメリカン • シーン」を描いたことだ。

ノーマン • ロックウェル「婚姻届け」

エドワード • ホッパー「深夜の人たち」

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