Absinthe
アブサンは、アルコール度 70%という強い酒で、飲むと幻覚症状が出たという。緑色をしているので、緑の悪魔と呼ばれたそうだ。これが 19 世紀末から20 世紀初頭にパリで大流行した。享楽的で退廃的な世紀末の雰囲気にぴったりだった。アブサンは絵画の題材としてさかんに描かれれ、ゴッホや、ロートレックや、ピカソなど巨匠たちも描いた。
「アブサンのある静物」
ゴッホはアブサンの飲みすぎで、精神のバランスを狂わせたといわれている。これはゴッホがカフェで、アブサンを飲みながら描いた絵。アブサンは少しずつ水を垂らしながら飲んだそうで、水差しは、そのためのもの。
「ゴッホの肖像」
そのゴッホがアブサンを飲んでいるところをロートレックがスケッチした。グラスが透明で見えずらいが、確かに緑色っぽい色をしている。
「アブサンを飲む男」
男が路上飲みしている。すでに一本空けてしまったようで、ビンが道に転がっていて、最後の一杯がそばに置いてある。
「アブサン飲み」
ジャン・ベローは、印象派と同じ時代の画家で、パリの市民の日常生活を描いた。この絵は男女二人が飲んでいるが、表情は虚ろで、会話もない。ワインなどと違って、アブサンは楽しい気分で飲む酒ではないことがわかる。
「緑色のミューズ」
アブサンは幻覚症状が出るので、緑の悪魔と呼ばれたが、アブサンを飲んだ男が幻覚の中で、緑色の衣装を着た悪魔に付きまとわれている。「ミューズ」というタイトルなので、男は画家自身なのだろう。






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