2026年10月25日日曜日

巨匠たちが描いた「アブサン」の絵

Absinthe 


アブサンは、アルコール度 70%という強い酒で、飲むと幻覚症状が出たという。緑色をしているので、緑の悪魔と呼ばれたそうだ。これが 19 世紀末から20 世紀初頭にパリで大流行した。享楽的で退廃的な世紀末の雰囲気にぴったりだった。アブサンは絵画の題材としてさかんに描かれれ、ゴッホや、ロートレックや、ピカソなど巨匠たちも描いた。


ゴッホ
「アブサンのある静物」
ゴッホはアブサンの飲みすぎで、精神のバランスを狂わせたといわれている。これはゴッホがカフェで、アブサンを飲みながら描いた絵。アブサンは少しずつ水を垂らしながら飲んだそうで、水差しは、そのためのもの。











ロートレック
「ゴッホの肖像」
そのゴッホがアブサンを飲んでいるところをロートレックがスケッチした。グラスが透明で見えずらいが、確かに緑色っぽい色をしている。












マネ
 「アブサンを飲む男」
男が路上飲みしている。すでに一本空けてしまったようで、ビンが道に転がっていて、最後の一杯がそばに置いてある。













ラファエリエ
「アブサンを飲む人びと」
老人二人が裏庭のようなところで、わびしく飲んでいる。








ジャン・ベロー
「アブサン飲み」
ジャン・ベローは、印象派と同じ時代の画家で、パリの市民の日常生活を描いた。この絵は男女二人が飲んでいるが、表情は虚ろで、会話もない。ワインなどと違って、アブサンは楽しい気分で飲む酒ではないことがわかる。










ピカソ
「アブサンを飲む人」
男か女かわからない派手な服装は、退廃的な世紀末の時代を思わせる。














ピカソ
「アブサンを飲む女」
うつろな表情でグラスを見つめている女。















アルベール・メニヤン
「緑色のミューズ」
アブサンは幻覚症状が出るので、緑の悪魔と呼ばれたが、アブサンを飲んだ男が幻覚の中で、緑色の衣装を着た悪魔に付きまとわれている。「ミューズ」というタイトルなので、男は画家自身なのだろう。















アブサンの禁酒啓蒙ポスター
2 0 世紀初頭には、アブサンが麻薬扱いされて禁止された。しかし現在では、麻薬ではないことが証明されて、普通に売られている。

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