Antarctic Exploration
昨日 12 / 14 は「南極の日」だった。ノルウエーの探検家アムンゼンが 1911 年のこの日に世界初の南極点到達に成功したことにちなんでいる。当時の南極探検はノルウエー、イギリス、日本の3国が先陣争いをしていたが、それについて最近はあまり語られない。昔、子供向けの本でこの冒険物語をわくわくしながら読んだものだが。
日本は、探検家の白瀬が隊長だった。白瀬は国に財政支援を求めるが認められず、国民からの募金で費用をまかなった。だから船は木造の漁船を改造したお粗末なものだった。
ほぼヨーイドンで出発した3隊だが、イギリスのスコット隊は、暴風に阻まれて南極到達前に撤退するが、全員全滅してしまう。日本の白瀬隊も南極点まで到達できず、南緯 80 度までで引き返したが、全員帰還することができた。それが 1912 年(明治45年)だった。タッチの差で勝ったノルウェーのアムンゼン隊にちなんでその日が「南極の日」になった。
白瀬隊が帰国すると日本中が大歓迎ムードにわいた。当時は日露戦争で日本が勝った直後で、司馬遼太郎ではないが、日本全体が「坂の上の雲」を目指してチャレンジ精神にあふれていた時代だった。
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