デジタル版画展( O 美術館、~ 8 / 28 )を鑑賞した。絵画ではできないデジタルならではの表現が見事。出品作品の一つの制作過程が、たまたま「美術の窓」誌に載っていたので、その写真を借用して紹介する。(作品:鈴木朝潮「もしも二人逢えた事に意味があるなら」)
Photoshop が主なツールだが、といってもP Cまかせなわけではない。カメラで撮った写真を利用するが、ペンタブレットを使って手で描く工程が大部分で、普通の絵と変わらない。Photoshop のレイヤー機能をフル活用してパーツごとに描いていく。この作品の場合、レイヤーは 300 枚にものぼるそうで、制作に半年かかったという。このレイヤーを重ねるというのが、浮世絵などの多色擦り版画に似ているので、デジタル「版画」というとのことで、なるほどと思った。
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