Embracing Defeat
「敗北を抱きしめて」は、歴史家ジョン・ダワーによる、敗戦直後の日本の歴史を論じた名著で、アメリカと日本の両方で大ベストセラーになり、ピュリツッア賞など多くの受賞をした。公的資料にもとづく普通の歴史書と違い、当時の日本人の苦難の生活を、雑誌、写真、漫画、流行語などの資料を使ってリアルに描き出している。本の帯に、同書における著者の歴史観が簡潔に書かれているので、以下にそのまま引用する。『1945 年 8月、焦土と化した日本に上陸した占領軍兵士が、そこに見出したのは驚くべきことに、敗者の卑屈や憎悪ではなく、平和な世界と改革への希望に満ちた民衆の姿であった。勝者による上からの革命に、敗北を抱きしめながら民衆が力強く呼応したこの奇跡的な「敗北の物語」を、米国最高の歴史家が描く。』
同書に使われいる写真の資料は当時を経験した年代の人間には懐かしい。街中で進駐軍(当時はそう呼んでいた)のジープが走り回っていた。米軍兵士たちはガムやチョコレートを子供たちに配っていた。
校舎不足とベビーブームから青空教室が普通だった。クラスを2つに分けて、午前と午後に二度授業をする二部授業も経験した。
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