2023年10月21日土曜日

「空」と「雲」の遠近法

 Aerial Perspective & Linear Perspective

青空の青は、遠くの地平線に近ずくほど色が薄くなり、白に近ずいていく。これは「空気遠近法」の原理による。雲も頭の上では明暗のコントラストがはっきりしていても、遠くではだんだん白っぽく霞んでいくが、これも「空気遠近法」。

さらに雲は、頭の上では丸っぽかった形が、遠くになるにつれてだんだん小さく薄べったくなっていく。これは「線遠近法」の原理による。下はその原理図。


空と雲を雄大に描いたオランダのロイスダールの風景画は、上記の原理に沿っていることがよくわかる。


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