「Skies & Water in Pastel」
パステル画の初心者向け教本「Skies & Water in Pastel」は、「空」と「水」の描き方に特化している。「空はいつも青とは限らない」と、この表紙の絵で説明している。青空の日でも、地平線に近くなるにつれて、青みが消える。「空気遠近法」の効果だ。そして地平線に近いところは大気の影響を受けやすいので、ピンクになったりする。
そういう空の色の変化が、川の水面に反射している。奥の方はピンクになっているが、手前は青なので、頭の上は青空であることがわかる。
しかし一方で、絵はそういう物理的な原理だけで描くものではない。「春満ちる」という題名のこの絵で、春の暖かい「ムード」を強調するために実際以上に空をピンクにしていることをこの本は強調している。
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