この間タランティーノが来日した時、 TV のインタビューを受けていたが、とどまることなく喋り続ける冗舌な人だ。彼の映画も冗舌で、ストーリーにあまり関係ないセリフを延々と俳優に喋らせる。それは無意味に見えて、実はよく計算されている。タランティーノ作品の中で「イングロリアス・バスターズ」が No.1 だと思うが、ここでも「無駄なおしゃべり」が効果抜群で、タランティーノ流映画術が冴えている。
ラベル
- 絵画 (554)
- 映画 (270)
- デザイン (116)
- 建築 (67)
- 写真 (53)
- 芸術 (32)
- 本 (30)
- 本、 (20)
- 絵画、 (20)
- 自動車 (14)
- テクノロジー (7)
- 美術 (7)
- 映像 (4)
- 映画、絵画 (4)
- 音楽 (4)
- 文化、 (3)
- 彫刻 (2)
- 映画、テクノロジー (2)
- 絵画、テクノロジー (2)
- 絵画、映画 (2)
- アニメーション (1)
- デザイン、建築、美術 (1)
- 台湾、歴史、映画 (1)
- 小説、映画 (1)
- 本、映画 (1)
- 絵画、デザイン (1)
- 絵画、建築 (1)
- 絵画、建築、文化 (1)
- 絵画、映画、 (1)
- 絵画、本 (1)
- 自動車、絵画 (1)
2019年9月19日木曜日
タランティーノ流の無駄なおしゃべり 「イングロリアス・バスターズ」
「Inglorious Basters」
この間タランティーノが来日した時、 TV のインタビューを受けていたが、とどまることなく喋り続ける冗舌な人だ。彼の映画も冗舌で、ストーリーにあまり関係ないセリフを延々と俳優に喋らせる。それは無意味に見えて、実はよく計算されている。タランティーノ作品の中で「イングロリアス・バスターズ」が No.1 だと思うが、ここでも「無駄なおしゃべり」が効果抜群で、タランティーノ流映画術が冴えている。
ドイツ占領下のフランスで、ナチの将校がフランス人の家に突然やってくる。将校がにこやかな顔で世間話を延々としゃべり続ける。「ネズミとリスは同じ齧歯類に属していて、シッポの形が違うだけで、ほとんど同じですよね。でもネズミは嫌われ、リスは愛される。」と微妙なことも言ったりする。聞いている主人の顔はこわばっているので、観客はこれから何かが起こることを予感するが、それが何なのかは知らされない。このシーケンスの 20 分間くらいの間、将校のおしゃべりのおかげで、観客はずっと緊張感を持続させられる。最後に将校が「話は以上です。おじゃましました。」と立ち上がった瞬間・・・
この間タランティーノが来日した時、 TV のインタビューを受けていたが、とどまることなく喋り続ける冗舌な人だ。彼の映画も冗舌で、ストーリーにあまり関係ないセリフを延々と俳優に喋らせる。それは無意味に見えて、実はよく計算されている。タランティーノ作品の中で「イングロリアス・バスターズ」が No.1 だと思うが、ここでも「無駄なおしゃべり」が効果抜群で、タランティーノ流映画術が冴えている。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿