2019年9月11日水曜日

あおり運転のない高速道路

Autobahn & Freeway

高速道路の真ん中で車を横向けに止めて、進路妨害したという信じられない事件があった。日本の高速道路では、遅いトラックが追い越し車線を走ったり、それを内側から追い越したり、無意味に右に左に車線変更するなど、入り乱れて走る。この高速道路後進国的な無秩序状態があおり運転のもとになっている。

ポルシェのパトカーが、左右反転の
文字で、バックミラー越しの視認性
を高めている理由が分かる。
ドイツのアウトバーンは速度制限がないので、ビュンビュン飛ばしているのに整然としている。外側の車線が 200 km / h 位のポルシェやベンツ用、その次の車線が 150 km / h 位のBMW やアウディ用、一番内側の車線が 100 km / h 位の VW など用、とスピードで車線を使い分けている。

小型車でうっかり高速車線に入ってしまったことがあるが、大変な思いをした。バックミラー越しに、豆粒のように見えていたポルシェがあっと言う間に近ずいて来る。なかなか内側に入れないでいると、パッシング・ライトを浴びせられる。その場合でも内側から追い越すことは絶対にせず、自分の車線を守っている。

アメリカは速度制限があるので、ドイツとは違うが、やはり整然としている、3車線とも同じスピードで、流れるように走っている。だから、スピードの増減や、車線の変更などする必要がない。出口の表示に感心する。「次の出口」と「次の次の出口」と「次の次の次の出口」の3つが同時に表示されているので、余裕をもって内側の車線へ移っていける。入る時も、助走レーンがとても長いので、流れのスピードに合うまで速度を十分に上げて、安全に合流できる。
 

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