2019年7月20日土曜日

江戸時代の眼鏡屋と視覚革命

Glasses shop of Edo

江戸時代の眼鏡屋の店頭風景。看板にメガネの種類が書かれている。近眼用や老眼用、女性用や子供用、などの他に、ルーペやプリズムではないかと思われるものもある。そして客が試しているのは望遠鏡だから、メガネに限らず、レンズを使った商品全般を扱っていたようだ。

この絵は、メガネを使うとよく見えますよという広告のようなものだろうか。右上に「御近目鏡」とあり、近視用メガネをかけると遠くまでよく見えることを強調している。遠くが小さくなるような極端にきついパースで室内が描かれている。

この絵で、メガネをかけたまま眠っている四人の男がそれぞれ別々の勝手な夢を見ている。江戸時代にメガネや光学機器が普及した結果、視力いう意味にとどまらず、人々の世界を見る見方が変化していった(視覚革命)という。


(以上、タイモン・スクリーチ著「大江戸視覚革命より)

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