SNS
交流と情報共有が目的の SNS だが、そのことを利用して、Social (SNS のS) でない Anti-Social な SNS サイトが横行している。しかし問題は情報を受け取る側にある。ネットからしか情報を得ることをしない(できない)人たちは、SNS の情報をすぐに信じてしまう。そして自分は人が知らない情報を知っているという優越感を持ち、そのまま「共有」という名の ”コピペ” をして投稿する。それが「拡散」だ。
だから政治の世界でも、SNS をうまく利用すると ”トンデモ候補” が選挙で当選してしまう。街頭演説で、聴衆がいっせいに候補者へスマホを向けている。SNS で「いいね」をもらえる投稿をすることが目的で、政策などどうでもいい。恐ろしい「衆愚政治」の光景だ。
「スマホリテラシー」や「ネットリテラシー」は優れていても、そこから得た情報の内容を自分なりに解釈し評価する「情報リテラシー」が必要だ。それにはネットと SNS だけに頼ることなく、多様なメディアから多様な情報を得るようにしたい。
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