2024年12月24日火曜日

映画「月世界旅行」

「A Trip to the Moon」 

初の民間宇宙ロケットがまたしても失敗したようだが、ほとんど報道されない。今やたくさんの大学が自主開発したロケットを打ち上げている時代で、ロケットは特別に高度な技術でなくなっているからだ。打ち上げ実験にかつてのようなワクワク感がない。

すでに 1931 年(昭和3年)の子供向け雑誌に、未来技術の予想としてロケットのイラストが描かれている。そして今、宇宙旅行ツアーの予約まで始まっている。

ロケットで宇宙へ行く、というのは永年の人類の夢だった。それを初めて小説にしたのがジュール・ベルヌの有名な空想小説「月世界旅行」だ。それをジョルジュ・メリエス監督が「月世界旅行」として映画化した。1902 年だから、今から120 年も昔の映画で、世界初の SF 映画だった。6人の科学者がロケットに乗って月へ行くが、ロケットといっても推進エンジンはなく、大きな大砲で発射する。月へ着くと、そこには宇宙人がいて襲撃され、命からがら地球へ戻ってくる、というコメディだ。白黒サイレントで 16 分ほどの短かさだが、一見に値する。→

https://www.youtube.com/watch?v=zxJwSIPtAdA

ロケットに乗り込む科学者たち

ロケットは月の”眼”に命中する

地球へ帰るのに、崖からロケットを下へ落とすというのが面白い。
エンジンの無いロケットだが、 ”下にある” 地球に自然落下すればいいという発想だ。

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