Keiko Kiyohara
前々回、ブレスダンについて書いたが、翌日の同じ日経新聞(6 / 25)の文化欄コラム「塔のものがたり」に銅板画作家の清原啓子が紹介されていた。この人はまったく知らなかったので初めて見る作品だがすごい。「魔都霧譚」という作品だが、戦前の魔都・東京のイメージを描いているという。奇怪な塔が3本あり、手前には日比谷公園の噴水があり、遠くには高層ビルの夜景が見える。幻想絵画だが、ミステリー小説の「魔都」からイメージを得ているそうで、彼女自身の精神世界を表しているという。
前々回書いた同じく銅版画作家のブレスダンから影響を受けたそうで、似た作品もある。下の作品はネットよりの画像。怪奇的幻想絵画といえる、日本人には珍しい作家だが、38 年前に31 歳で夭折したという。
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