Vignette
「ヴィネット」(Vignette)という言葉は、フランス語の「ぶどう」という意味の「ヴィーニュ」(Vigne)から来ている。中世の装飾本の挿絵に「ぶどう」の「つる」がモチーフに使われた。各ページの周辺に文字を囲むようにぶどうのつるが描かれている。このことから、イラストレーションの手法としての、「ヴィネット」(Vignette)になった。雑誌の挿絵や広告で盛んに使われる。絵画(タブロー)との違いは、小さいサイズの絵で、スケッチ的ないし素描的な描き方の、軽妙な表現が特徴。また画面全体を埋めるのではなく、余白の面白さを活かす。さらに印刷媒体に使われることから、テキストとの関係を意識することも重要になる。かつて集めたスクラップのなかからいくつかを紹介。
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