2025年1月13日月曜日

プロダクションデザイナーの仕事

Production Designer

以前、映画の「プロダクション・デザイナー」について書いたが、その続き。「プロダクション・デザイナー」は映画のビジュアルに関わるデザインを総合的に行うのが仕事で、特にセットのデザインは重要だ。「映画美術から学ぶ「世界」のつくり方」で、ハリウッドの有力なプロダクション・デザイナーたちが紹介されているが、その中に日本人の種田陽平がいる。種田陽平はタランティーノ監督の「キル・ビル」などを手がけたが、日本映画の「パラダイス大通り」も担当している。

脚本は文字だけだから、具体的なビジュアルのイメージを作るのがプロダクション・デザイナーだ。この映画では、架空の港町のセットをデザインしている。現実にありそうで非現実的でもある街並みで、脚本に書かれた独特の世界観を可視化している。ビジュアルイメージを作り出すにはイマジネーション力が必要だが、イメージを可視化する絵画力も必要だ。種田も武蔵美出身だ。


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