Fork Road
近所でこんな家を見かけた。このように三角形の土地に目いっぱい家を建てると、シャープエッジのある個性的な形になる。この家の場合、Y字路に挟まれていて、あまり窓を開けられないため、コンクリートの塊のオブジェのように感じられて面白い。エッジ部分の内部空間をどう使っているのかなど住人の生活ぶりにも興味がわいたりする。
そんな家そのものよりも、家を挟んでいるY字路の方に焦点を当てて描いた横尾忠則の「Y字路」シリーズは有名だ。この「暗夜光路」という絵の場合、 Y字路の先端のとんがった家は赤提灯が見えるから居酒屋のようだ。どちらの道路の先も暗闇に溶け込んでいて見えない。人通りもなくどこか寂しげな光景だ。
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