Photographs by Toshio Shibata
今、開催中の抽象絵画の展覧会「アブストラクション展」(アーティゾン美術館)を見ていたら、まるで写真のような表現の絵画があった・・・と思ったら、ほんとうに写真だった。
それで柴田敏雄という写真家を知って、その作品集を見てみた。モチーフにしているのは、すべてダムなどの「土木」で、その大規模な人工物の「造形美」を撮っている。同じ人工物でも、使う人の美意識に配慮して作られる車や住宅と違って、純粋に構造力学から生まれる形だから抽象性が高い。だから一見、抽象絵画に見えて、抽象絵画展に展示されていても違和感がない。
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