絵の好きな小学1年生の子が「海でも描こうかな」と言いながらささっと描いた絵には参った。こんな海の絵なかなか描けない。
子供を見ていると小さいうちはなぐり描きでも直感にまかせた面白い絵を描く。それが知識が増えるにつれて「〜はこうだよね」と常識で描くようになる。だが中には知識にとらわれず、自分の中で浮かんだイメージで描く子もいる。
レオナルド・ダ・ヴィンチは川の水を観察してスケッチし流水の研究をした。その上で知識を自分のイメージに転化して恐ろしい洪水の絵を描いた。知識は必要としながらも最後はそれを超えている。この子の絵はなんとなくダ・ヴィンチの絵に似ているのが面白い。