銀座6丁目あたりは画廊が多いのでしょっちゅう歩くのだが、有楽町駅から銀座通りまでのコースに3つの歴史的建築がある。
みゆき通りの隣の通りにある「交詢ビル」も昭和4年築だが、こちらは華麗なアール・デコだ。現在はショップやレストランが入る商業ビルで建物は新しいのだがオリジナルのファサードの一部だけがつぎ足されている。こういうのは「カサブタビル」と悪口も言われるが、完全に消えてなくなるよりはいいだろう。
このあたりを歩いた後によく立ち寄るのが銀座通りのビヤホール「ライオン」。昭和9年築で、外観は新しくなっているが内部のホールはオリジナルのままで、F・L・ライトの影響を受けたデザインと言われている。天井が高く、フロア全体が柱の無い大空間で、そこに施された装飾が素晴らしい。
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