2016年11月20日日曜日

銀座に残る歴史的建築

The historical architecture in Ginza

銀座6丁目あたりは画廊が多いのでしょっちゅう歩くのだが、有楽町駅から銀座通りまでのコースに3つの歴史的建築がある。


みゆき通りに「泰明小学校」だけが昔のままで生き残っている。小学校にしては壮麗な建築で、ちょっとした美術館なみだ。昭和4年築で、当時ドイツで最先端の表現主義建築のデザイン。階段状に奥へくぼんでいく入り口や、逆台形を積み重ねた形の柱など個性的な造形だ。



みゆき通りの隣の通りにある「交詢ビル」も昭和4年築だが、こちらは華麗なアール・デコだ。現在はショップやレストランが入る商業ビルで建物は新しいのだがオリジナルのファサードの一部だけがつぎ足されている。こういうのは「カサブタビル」と悪口も言われるが、完全に消えてなくなるよりはいいだろう。
このあたりを歩いた後によく立ち寄るのが銀座通りのビヤホール「ライオン」。昭和9年築で、外観は新しくなっているが内部のホールはオリジナルのままで、F・L・ライトの影響を受けたデザインと言われている。天井が高く、フロア全体が柱の無い大空間で、そこに施された装飾が素晴らしい。

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