Talkative person
歳をとると、よくしゃべるようになる人がいる。次から次へとしゃべって止まらない。一つのことをしゃべり始めても、すぐに関係のない別のことに話が移る。思いついた言葉を次々に口に出していて、話に脈絡がない。何かを考えてしゃべっているわけでなく「口から出まかせ」だ。だからこちらは黙ってただ聞いているだけになる。そうしたら「あなたって寡黙な人ですね」と言われてしまったこともある。
相手にお構いなく一方的にしゃべる人とは「会話」が成り立たない。そういう人は認知症の始まりといわれる。認知症では、認知機能のひとつである「言語能力」が低下する。「言語能力」とは相手の言葉を理解して、それに対応して自分の考えを言葉で伝えることだ。だから「言語能力」が低下すると、相手にお構いなく一方的にしゃべるようになる。そのため「会話」が成り立たず、人との意思疎通ができなくなる。
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