2025年9月22日月曜日

「スマホ馬鹿」について

Smartphone Idiot

 愛知県豊明市という町で、子供のスマホ使用を、1日2時間に制限する条例ができるというニュースについて書いた(8 / 31)が、今朝(9 / 22)の TV で、条例が正式に可決されたと報じていた。前にも書いたとうり、条例の実効性はほとんどないだろう。かんじんの親たちが、「子供がコミュニケーションができなくなる」とか「子供が情報収集ができなくなる」などの理由で反対しているからだ。

また逆に条例に賛成という人も、子供の睡眠時間がスマホによって短くなっていることを理由にしている。しかし大事なのはそういうことではないだろう。スマホで子供が「バカ」になるということが大問題だ。「スマホ人間」のことを英語では「Smartphone Idiot」という。つまり「スマホ馬鹿」だ。

「スマホ馬鹿」といわれる理由は、スマホで得られる情報を鵜呑みにして、それで「情報収集」ができたと思っているからだ。いい加減な情報に接しても、それはおかしいと判断できない。そういう判断ができるためには、自分の頭で物事を考える「知識」の力が要る。

知識の力を身につけるには「読書」しかない。読書は「読解力」という言葉のとうり、「読んで理解する」ことで、それには自分の頭で考える能力が必要になる。読書によってその力が身についていく。スマホは、読書することを阻害して、子供を「スマホ馬鹿」にする。


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