2025年7月17日木曜日

映画「カサブランカ」のフランス国歌を歌うシーン

 La Marseillaise

先日7/ 14 は、フランス革命記念日だった。フランス革命といえばフランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」だ。この国歌が歌われる感動的シーンが出てきたのが名作「カサブランカ」だった。映画を見た人は誰でもこのシーンが強く印象に残っていると思う。

ナチスドイツのフランス侵攻で、フランス領土モロッコのカサブランカにもナチスドイツ軍が駐留している。主人公はそこでナイトクラブを経営している店主だ。ある夜、ナチスの将校のグループが入ってきてドイツの軍歌を大声で歌い出す。フランス人の客たちは、にがにがしい顔でいる。すると主人公の店主がピアニストに目くばせして「国家を」と言う。フランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」を演奏し始めると、フランス人たちが全員立ち上がって力強く歌い始める。涙を流しながら歌う女性もいる。その声にかき消されてナチスの将校たちは、黙って出ていくしかなかった・・・


この有名なシーンは、フランスの屈辱の時代にあって、人々の愛国心の強さを描いていた。そしてラストで、どこかいかがわしい男に見えていた店主が実は強烈な反ナチスの、フランス愛国者であることがわかる結末はご存知の通り。

国家を歌うシーンの映像→ https://www.youtube.com/watch?v=2b8OCFURCyE


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