A boy and his dog
核戦争のために壊滅し砂漠化した地球は、文明が滅び、わずかな食料を奪い合う強盗集団たちの無法地帯になっている。わずかに生き残った人間たちは地下に潜って、一見、宗教と法律に基づいたまともな文明を守っている・・・風な外見だがじつは、完全に狂った人間たちの異様な世界だった・・・という設定で、「黙示録的ディストピア映画」の定石どうりのストーリーになっている。よくできた B 級映画といったところだが、主人公の少年の相棒として、言葉を喋る犬を登場させて、ブラック・コメディー映画にしているところがユニークだ。
1975 年制作の映画で、今まで日本公開されていなかったのに、50 年も経った今年初めて公開されたのは、この人類滅亡の物語が来年、つまり 2024 年に起きるという設定になっているからのようだ。
いつも「腹が減った」とばかり言っている犬が、ラストシーンで「アー久しぶりで腹一杯食った」と言いながら少年といっしょに去っていくが、これはかなり強烈な ”ブラック” だ。(なぜかは差し控える)
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