2023年6月20日火曜日

トロンプルイユの絵画展

Trompe-loeil

地元に「トロンプルイユ」が専門の「横浜本牧絵画館」という小さな美術館がある。主に岩田榮吉の作品を収蔵している。現在は「トロンプルイユの現在 2023」という企画展を開催中。


岩田榮吉「アルルカン」

池田誠史「フェルメールを想う」

トロンプルイユは「だまし絵」と呼ばれ、「目をだます」ために、極端な写実性・真迫性で、本物そっくりに描く絵画で、17 世紀ごろに盛んに描かれた。今回展示の上の2点などは、その手法を受け継いでいる。トロンプルイユの特徴の一つは、その絵が、飾られる壁面の一部に溶け込んでいるように「偽装」することだ。上の作品では、壁に埋め込まれたクロゼットでそれをやっているし、下の作品では、壁に貼った写真でそれをやっている。

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