Trompe-loeil
地元に「トロンプルイユ」が専門の「横浜本牧絵画館」という小さな美術館がある。主に岩田榮吉の作品を収蔵している。現在は「トロンプルイユの現在 2023」という企画展を開催中。
岩田榮吉「アルルカン」
トロンプルイユは「だまし絵」と呼ばれ、「目をだます」ために、極端な写実性・真迫性で、本物そっくりに描く絵画で、17 世紀ごろに盛んに描かれた。今回展示の上の2点などは、その手法を受け継いでいる。トロンプルイユの特徴の一つは、その絵が、飾られる壁面の一部に溶け込んでいるように「偽装」することだ。上の作品では、壁に埋め込まれたクロゼットでそれをやっているし、下の作品では、壁に貼った写真でそれをやっている。
0 件のコメント:
コメントを投稿