Landscape Painting in Pastel
パステル画でもっとも大事なことは、「光」を描くことで、パステルという画材はそれに向いている。また「光」によって、風景の雰囲気やムードや空気感、あるいは描いている人自身の感情を表現できる。だから、様々な種類の光の性質や、光によってできる反射や陰影の効果や、光が色や明暗に与える影響などについて知る必要がある。
そういう「光の捉え方」について書いたパステル画教本はたくさんあるが、そのひとつ「Painting the Landscape in Pastel」はとても参考になる。「季節」「天候」「時間帯」によって変化する「光」の描き方を豊富な作例で示している。
春の晴れた日。春の暖かい光の木洩れ陽が、地面や生垣の日陰との間に強いコントラストを作っている。
真夏の昼間。緑が濃い木の葉が気持ちいい緑陰を作っている。手前の地面の光が夏の強い日差しを感じさせる。
秋の朝。秋の柔らかい光が木々や建物にまんべんなく降り注いでいる。落葉し始めた木の枝の黒とのコントラストが美しい。
冬の森。光は弱く、色のコントラストも、明暗のコントラストも弱い。
パステル画の教本は、ほとんどが「光」を最重要のこととして教えているが、参考までにいくつか挙げておく。題名にズバリ「Light」が入っているものも多い。これらは、ほとんどがAmazon で買える。(なお日本の本にはそういう本はまったくない)
「Capturing the Light in Pastel」
「Paint the Changing Seasons in Pastel」
「Painting the Landscape in Pastel」
「Intutive Light」
「Paint the Changing Seasons in Pastel」
「Painting the Landscape in Pastel」
「Intutive Light」
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