The Manchurian Candidate
最近、某宗教団体の「マインド・コントロール」が問題になっているが、かつては「洗脳」と呼ばれ、マインドコントロールのような生やさしいものではなかった。終戦直後にソ連や中国で捕虜になった日本の兵士たちが共産主義の思想教育の洗脳を受けた話がよく報じられた。
この映画は、東西冷戦が厳しかった時代を舞台に、朝鮮戦争で中国・ソ連の捕虜になって洗脳され、帰還したあとも洗脳が解けずにいるアメリカ兵が主人公。
元兵士は普段は普通の人間だが、ハートのクイーンを見るとスイッチが入って、殺人マシーンと化すように洗脳されている。
主人公は大統領選に出馬している政治家(赤狩りで有名なマッカーシー上院議員がモデル)の息子なのだが、対立候補を暗殺するように指令を受ける。(しかし最後は意外なオチが待っている。)
0 件のコメント:
コメントを投稿