Pastel painting : Still life
趣味で絵を描く人は多いが、ほとんどが水彩か油彩で、パステルをやる人は少ない。また普段からパステル画に接する機会は多くない。だから、パステル画について偏ったイメージが世にはびこっている。柔らかくて優しい色調を「パステル調」と言ったりするのもそのひとつだ。パステル画のプロたちの作品を見ると、パステルの可能性を知ることができる。(写真は「Pure Color, The Best of Pastel」および「Creative Painting with Pastel」より)
繊細なストロークを重ねて、布の柔らかさを表現している。計算された構図が空間を感じさせている。
初心者がよくやる指でこすることはしていないので色が輝いている。物の輪郭をソフトエッジにして、背景との間の空間を感じさせている。
上の例と対照的に、徹底してタイトにハードエッジで描いている。モチーフの質感が写真的なリアルさで表現されている。
窓から差しこむ光がテーマになっている。曲がりくねった細いストロークを重ねて、ガラス器に反射する光を表現している。
エキゾチックな壺の絵柄を主題にしたユニークな絵。小物やタピストリなども含めて、パステルならではのカラフルな色で画面を埋め尽くしている。
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