2022年10月28日金曜日

ロトチェンコ風な・・・昔撮った写真

 Constructive photo

マン・レイは 1 9 2 0 ~ 3 0 年代に活躍したが、どちらかというと商業写真寄りだったのに対して、それと同時代のロシア構成主義のロトチェンコは、純粋に造形芸術としての写真を追求していた。写真に熱中していた 6 0 年前、ロトチェンコが好きで、それ風の写真を一生懸命撮っていた。


競馬場で撮った写真。人間と散らばった外れ馬券が面白いパターンを作っている。


光と影が強いコントラストで交錯して、ハレーションのような効果を出している。海と太陽の手前によしずがあるのはダブルイメージで、ネガを2枚重ねてプリントしている。


これもグラスの画像を多重露光したダブルイメージによる構成。


彫刻家の本郷新の制作現場で撮った写真。画面中央で明暗が真っ二つに別れている力強い構図。オレンジフィルターを使って強いコントラストを出している。


屋根瓦のリズミカルなパターン。ロトチェンコ の最高傑作「階段」を意識している。


終点駅での線路と運転手用踏切による構成。俯瞰のアングルが多い ロトチェンコ の影響。


合成写真。煙突や電柱のリズムによる平面構成的な作品。ちょっと幻想的な感じもする。 




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