Olympic games and national flag
8 0 年以上前の 1 9 3 6 年オリンピック、ベルリン大会の光景。日本女子初の金メダルをとった前畑秀子が表彰式で、日の丸が揚がり「君が代」が流れている最中に、国旗に向かってお辞儀をしている。銀メダルのドイツ選手は自国旗のハーケンクロイツに「ハイルヒトラー」の敬礼をしている。銅メダルのデンマーク選手だけは普通にしている。
選手たちは「お国」のために闘い、国もオリンピックを愛国心高揚のために利用していた時代を象徴している。しかし国民のナショナリズムを煽るオリンピックの姿は今も変わらない。ただ違うのは、それをやっているのが、テレビメディアだという点だ。サッカーなどと違って競技自体はたいして面白くないオリンピック競技に、ナショナリズムという調味料を大量にまぶして、視聴率を稼げるコンテンツにしている。そのテレビからの放送権料で成り立っている I O G もオリンピックからナショナリズをなくすことはできない。
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