2013年10月17日木曜日

「光」の絵(その6)

キアロスクーロの静物画を見て、自分も勉強のつもりで、やってみようと思った。ゼロから描くのは大変なので、ずっと以前に描いた絵の改造でやることにした。アクリルで描いたふつうの静物画だが、これに薄く溶いた暗いグレーを太いハケで何度か塗り重ねて、画面全体を暗くする。そのとき、元の絵を塗りつぶすのではなく、うっすらと元の絵が透けて見えているようにする。それから、ハイライト部分に真っ白か、白に近い明るい色を強く乗せていく。できたのが下の絵で、できばえは別にして、それっぽくはなったか。やってみて分かったのは、この描き方は昔、学生のときに習った「ハイライトレンダリング」の感覚とソックリだ。暗い色のカラーペーパーに白鉛筆やガッシュの白で、ハイライトだけで描いた、あれだ。


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