2026年9月3日木曜日

「残照・函館本線」

Afterglow

函館本線は、小樽の近くで日本海沿いを通るが。車で通りかかった時、線路と踏切が見えた。すでに日が落ちて暗くなり始めていて、残照だけが明るい風景が印象的だった。 しかしこの昼でもない夜でもない時間の光を絵に表現するのが難しい。

「残照・函館本線」12号 アクリル

この時間、すでに太陽は水平線の下に沈んでいて、雲が下から照らされている。白い雪はその弱い光を反射してかすかに明るい。雲は暗く見えるが光を透過しているのでかすかに明るい。その光は微妙で、雪は「暗い明るさ」を、雲は「明るい暗さ」を描かなければならない。

これは、錯視の話しでよく出てくる『チェッカー・シャドー」の問題だ、白黒の市松模様で、光が当たっている黒の Aと、影の中にある白の Bは、写真では同じ明るさに写るが、人間の眼には、黒は黒に、白は白に見える。これは「明るさの恒常性」で、光の強さが変わっても、物体の本来の明るさとして人間は知覚する。

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