Painter and Film Director
映画は絵画と同じ視覚芸術だから、テーマや表現手法などで共通点が多く、そしてお互いに影響しあう。だから多くの名監督は、もともと画家だったり、美術大学で絵学んだ経験があったり、美術史の深い知識を持っていたりするケースが多い。彼らは、セリフやナレーションなどの言語に頼らずに、ビジュアル(視覚)の力でストーリーを語る。
黒澤明 絵コンテを自分で描いていた。若い頃画家を目指して、公募展にも入選したくらい本格的だ。絵コンテの個展をパリでやったりした。これは「影武者」の絵コンテで、セット、衣装、カメラの構図などを決めている。
ピーター・グリーナウェー ロンドンの美術大学で学んだ後、映画を始めた後も絵画の個展をやっていた。絵画や建築をテーマにした映画が多いが、「英国式庭園殺人事件」はズバリ主人公が画家で、絵の制作過程が出てくる。三脚に乗せた絵のフレーム決めの道具を使っているのが面白い。
アルフレッド・ヒッチコック ロンドンの美術大学で学んだ後、広告会社でデザイナーとして働いていた。絵画が小道具として使われる作品が多い。これは「見知らぬ乗客」で、主人公が描いた絵として出てくる油絵だが、ルオーのような表現主義的な絵画だ。
ミケランジェロ・アントニオーニ すべての作品で、計算しつくされた絵画的な画面構成(構図)がされている。これは「情事」の有名なラストシーン。壁と空で画面を垂直線で真っ二つに区切って、それを水平線の手すりが横切っている。モンドリアン的な厳密に計算された構図だ。人物はロングショットでヒロインがそっと男の頭を撫でている。二人の人間の絶望的な孤独を表している。
その他にもいるが、名前だけ挙げると
ジャン=リュック・ゴダール
デヴィッド・リンチ
ティム・バートン
ジャン=リュック・ゴダール
デヴィッド・リンチ
ティム・バートン
ヴィム・ベンダース
宮崎駿
など
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