2023年8月18日金曜日

映画「マリアンヌ」

 「Allied」

テレビCMで、女スパイが主人公の某サスペンス映画の宣伝で予告編を流していた。演技力ゼロで有名な某大根女優が主役で、シリアスな役なのにマンガチックになってしまって笑える。それはともかく、7年前のやはり女スパイの映画「マリアンヌ」を思い出してもう一度観た。女スパイのマリアンヌを演じているのがフランスの NO.1 女優マリオン・コティヤールだから演技が絶妙で、大根女優などおよびもつかない。

第二次大戦中のドイツ軍占領下のカサブランカに、イギリスのスパイ(ブラッド・ピッド)とフランスの女スパイ(マリオン・コティヤール)が潜入する。目的はナチス高官を暗殺することで、二人は仲のいい夫婦を演じて周囲の目を欺く。そして見事に作戦に成功する。この間コティヤールは、演じている女を演じているのだが、その演技が絶妙。


ところが二人はお互いに惹かれ合うようになり、本当に結婚して子供もできる。今度は偽装夫婦ではなく、夫を心から愛している幸せな女をコティヤールは演じている。


ところがやがて、彼女はドイツの二重スパイだったことが発覚する。それで夫は、彼女を殺すように上官から命令される。しかし殺す前に、彼女の愛が任務のために演じていただけの愛だったのか、それとも任務とは別に愛そのものは本物だったのか、を知ろうとする。ここで、観ている観客にもどちらなのかを明かさないのでサスペンス度が最高に高まるのだが、どちらともとれる微妙な演技をするコティヤールの演技力がすごい。


・・・・・この後、ラストのドラマチックなどんでん返しになるのだが、それは割愛。


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