2020年1月10日金曜日

横浜のアントニン・レイモンドの作品

Antonin Raymond

アントニン・レイモンドは、F・L・ライトが帝国ホテルを建てるとき助手として来日し、その後も日本に留まって設計事務所を持ち、戦後に至るまで活動を続けた。だから彼の作品のほとんどは日本にあり、今でも多くが現存していて、横浜にも3つほどある。

エリスマン邸
山手にある洋館のひとつで、外観は昔のアメリカ風住宅だが、インテリアはモダニズムデザインで、特に暖炉の造形は素晴らしい。(1926)

不二家
伊勢佐木モールにある店舗ビルだがガラスブロックの窓など、いかにも近代建築だが、今では、まわりの新しいビルに囲まれて埋没している感がある。(1938)

フェリス女学院 10 号館
今は大学の施設になっているが、元は企業の社宅だったものを移築したという。(1927)
(構内に入れないので、写真はネットから借用)





明日1/ 11 から汐留ミュージアムで、「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」(野暮ったいタイトルだ)という戦前の日本に影響を与えた建築家やデザイナーの展覧会があり、ブルーノ・タウトなどと並んでアントニン・レイモンドが取り上げられるようだ。

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