2019年2月27日水曜日

リートフェルトの「赤と青の椅子」と マッキントッシュの「ヒルハウス」

Historic chair,   Rietveld & Macintosh

この間行った埼玉県立近代美術館に、歴史的名作椅子のコレクションがある。有名なものばかり50 点くらいが揃っていて、自由に座ることができる。
(写真:同館ホームページより)

リートフェルトの「赤と青の椅子」があったので初めて実際に座ってみたが、予想通り座りごこちは悪い。「デ・スティル」の仲間だったモンドリアンの抽象絵画をそのまま3次元の椅子に置き換えたようなものだ。リートフェルトの建築「シュレーダー邸」は世界遺産に登録されているが、この椅子も 20 世紀初頭のモダンアートの始まりを告げる歴史的な作品だ。

マッキントッシュの「ヒルハウス」にも座ってみたが、これも実用性はほとんどない、というより、これは鑑賞用の椅子と言っていいだろう。美しい直線の格子は、これも 100 年前としては先駆的な形だ。同じマッキントッシュの「ウィロウチェア」は無かったが、これもカーブした背もたれの格子の構成が美しい。

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